日本語 | English | 简体中文 | 繁體中文

「美しき城」 vol.54

鹿児島城と外城制:城郭キュレーター 萩原さちこ

2017.02.13

rd1700_kagoshima-5rd1700_kagoshima-6rd1700_kagoshima-7激戦を今に伝える、石垣に残された銃痕

さて、鹿児島城といえば幕末には西郷隆盛が最期を遂げた地として有名です。薩摩軍は鹿児島城の背後にある城山に立て籠りましたが、やがて終焉を迎えました。鹿児島城の虎口や鹿児島城の隣に隆盛が創設した私学校の石塀には、現在も銃痕が生々しく残ります。隆盛が最期の5日間を過ごしたと伝わる洞窟も残ります。

廃藩置県により、本丸に置かれた知政所は鹿児島県庁と改称。県庁は同年秋に城外へ移転し、その後は熊本鎮台第二分営の駐屯地となりました。1873(明治6)年に本丸、1877(明治10)年に二の丸が焼失。現在、本丸跡には鹿児島県歴史資料センター黎明館が建っています。

 

■お問い合わせ
鹿児島県鹿児島市城山町7-2(鹿児島県歴史資料センター黎明館)
TEL: 099-222-5100(鹿児島県歴史資料センター黎明館)

 

 取材・文・写真/萩原さちこ

【萩原さちこの〈美しき城〉】一覧記事はこちら
https://www.premium-j.jp/sachiko-hagiwara/

hagiwara_prof

《プロフィール》

萩原さちこ

城郭ライター、編集者

小学2年生のとき城に魅了される。日本人の知恵、文化、伝統、美意識、歴史のすべてが詰まった日本の宝に虜になり、城めぐりがライフワークに。執筆業を中心に、テレビやラジオなどのメディア出演、イベント出演、講演、講座のほか「城フェス」実行委員長もこなす。著書に『わくわく城めぐり』(山と渓谷社)、『戦国大名の城を読む』(SB新書)、『日本100名城めぐりの旅』(学研パブリッシング)、『お城へ行こう!』(岩波ジュニア新書)、『図説・戦う城の科学』(サイエンス・アイ新書)など。2016年9月9日に新刊『旅好き女子の城萌えバイブル』(主婦の友社)、10月8日に『城めぐり手帖「現存天守編」〜自分だけのトラベルノート』(技術評論社)発売。共著、連載多数。公益財団法人日本城郭協会学術委員会学術委員。公式サイトhttp://46meg.com/