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歴史とものづくりの街・倉敷に“もの”が主役の宿がオープン。「暮らしの宿 てまり」で機能美に触れる

2018.06.29

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江戸時代は幕府の天領として栄えた岡山県倉敷。民藝運動とも関りが深いこの地は、倉敷デニムや倉敷帆布など、この街ならでは技術やデザインで全国的にも知られる手仕事ブランドが数多く存在しています。そんな倉敷の中心地、白壁の土蔵や塗屋作りの町屋が並ぶ美観地区に、ものづくりを象徴する品々を実際に使って体感できる、小さなお宿がオープンしました。

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板の間にセレクトした作品を展示。メインルームはちゃぶ台の和室

倉敷の美観地区の中でも、江戸時代の町屋が数多く残る本町通りの一角に、2018年6月26日(火)に開業した「暮らしの宿 てまり」。倉敷やその周辺の地域で古くから受け継がれる技法やこの土地ならではの素材で作られた器、工芸品などをセレクトした、“もの”がテーマの宿です。

例えば、お茶やコーヒーをいただく茶碗や花器、電気の傘などは、岡山県玉野の工房で作られた十河隆史さんの作品。モダンでありながら素朴な優しさが感じられます。ちゃぶ台は岡山県北部・西粟倉村の木工房「ようび」の作品で、無垢のヒノキを材料に、釘を使わず伝統的な木組みの技術で仕上げられているそうです。

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地元・岡山で作られたものを使って確かめることができる

宿に使われている建物は、古くからこの地にあった古民家を改装したもの。1階は岡山の工芸品や特産品を集めたセレクトショップとなっていて、その2階の和室に1日1組のみ、素泊まりで宿泊できます。

さらに1階には、いまどき珍しい五右衛門風呂が。鋳鉄でできた浴槽のお湯は遠赤外線効果でまろやかになるそうで、体の芯から温まると好評です。宿の客室や風呂の設計は、倉敷で古民家の改修を多く手がけてきた楢村徹設計室が担当しています。

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昔ながらの五右衛門風呂をモダンにアレンジした浴室

倉敷の美観地区では、江戸時代の歴史的な建物を改装したモダンなカフェやショップが、数多く軒を連ねます。倉敷ならではの手仕事で作られた品を購入できるショップも多く、ものづくりを知るスポットとしても人気。そんな中にあって、実際に使うことで機能美を肌で体感できる、“もの”のための宿「暮らしの宿 てまり」は新しい試みと言えるでしょう。

 

 

◆暮らしの宿 てまり
所在地:岡山県倉敷市本町2-15 美観堂2F
宿泊料金:平日(大人)10,000円、土日祝前日12,000円      
     平日(子ども)5,000円、土日祝前日6,000円
※以上、料金は1泊1名あたりの税抜き価格 
※宿泊は、最大4名まで 
※「子ども」は小学生以下が対象で、3歳以下は無料
※コーヒーやお茶、お菓子の用意あり
※夕食・朝食の提供はなし 
お問い合わせTEL:086-486-2225
https://temari-inn.jp/