京都・大山崎の豊かな自然に包まれるアサヒグループ大山崎山荘美術館では、開館30周年を記念し、ふたつの展覧会を同時開催している。民藝運動を代表する作家の作品と、クロード・モネの名作が響き合う、特別な鑑賞体験が広がる。
河井寬次郎《海鼠釉筒描花文筥》 1943年頃 アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
2026年9月6日(日)まで開催されるのは、山本爲三郎・河井寬次郎没後60年記念「共鳴 河井寬次郎×濱田庄司 ―山本爲三郎コレクションより」。
河井寬次郎《青磁釉辰砂差瓶》 1924年頃 アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
濱田庄司《青柿掛分白流掛大鉢》 1960-70年代 アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
本展では、民藝運動を初期から支援した朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)の初代社長・山本爲三郎のコレクションを軸に、民藝運動の中心的存在だった河井寬次郎と濱田庄司、ふたりの作品を紹介。生涯にわたり深い親交を結びながらも、それぞれの道を追求した両者の軌跡と表現に迫る構成だ。
安藤忠雄設計「地中の宝石箱」(地中館)
一方、クロード・モネの《睡蓮》を展示するために作られた、安藤忠雄設計の展示室「地中の宝石箱」(地中館)では、「没後100年 クロード・モネ展」を2027年4月11日(日)まで開催。この空間でモネ作品に囲まれた鑑賞体験ができるのは、じつに10年ぶりとなる。
クロード・モネ《睡蓮》 1914-17年 200×200cm アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
クロード・モネ《日本風太鼓橋》 1918-24年 89×93cm アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
期間中は、本館が所蔵するモネの全作品、《睡蓮》5点、《日本風太鼓橋》ほか3点の8点を開館30周年の1年をとおしてすべて展示。会期を前後期に分け、それぞれ6点ずつ紹介される。
クロード・モネ《アイリス》 1914-17年 200×150cm アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵
さらに館内の喫茶室では、各展覧会に着想を得た限定スイーツも提供。モネの《アイリス》をイメージした「アイリス・ケーキ」や、河井寬次郎作品の《三色打釉手壺(さんしきうちぐすりてつぼ)》に着想を得た「ガトー・トリコロール」など、鑑賞の余韻を味覚でも楽しめる。
大正から昭和初期にかけて建てられた「大山崎山荘」は文化的価値も高く、美術館本館をはじめとする6つの建造物は国の登録有形文化財に指定されている。庭園や周囲の自然と調和した佇まいも大きな魅力のひとつだ。そんな唯一無二の景観を楽しみながら、アートに浸る時間を過ごしてみてはいかがだろうか。
◆開館30周年記念 山本爲三郎・河井寬次郎没後60年記念
「共鳴 河井寬次郎×濱田庄司 ―山本爲三郎コレクションより」
【会期】
前期|開催中~5月31日(日)
後期|2026年6月3日(水)~9月6日(日)
※前後期で一部展示替えあり
【開館時間】10:00~17:00(最終入館16:30)
【休館日】月曜日、6月2日(火)、7月21日(火)
※ただし、5月4日、7月20日は開館
◆「開館30周年記念 没後100年 クロード・モネ」
【会期】開催中~2027年4月11日(日)
【開館時間】10:00~17:00(最終入館16:30)
【休館日】月曜日、2026年6月2日、9月7日~18日、12月7日~18日、年末年始
※月曜日が祝日の場合は翌日が休館
※2027年3月29日、4月5日の月曜日は開館
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