「鞍馬・厳島図屏風」 江戸時代初期 17世紀「鞍馬・厳島図屏風」 江戸時代初期 17世紀

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【開催中〜6/2(日) 神奈川・岡田美術館】

2024.3.14

黄金で詰め尽くされる、圧巻の展示。特別展「金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ―」

「鞍馬・厳島図屏風」(部分) 江戸時代初期 17世紀 岡田美術館蔵

岡田美術館にて、特別展「金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ―」が2024年6月2日(日)まで開催中。


岡田美術館 展示室 岡田美術館 展示室

金屏風における金の多種多様な表現に着目した本展では「金雲」「金銀」「金地」という3つのテーマを設け、バラエティ豊かな金屏風28件を展示する。


狩野派 「春夏花鳥図屏風」 桃山時代 16世紀 狩野派 「春夏花鳥図屏風」 桃山時代 16世紀

狩野派 「春夏花鳥図屏風」(部分) 桃山時代 16世紀 岡田美術館蔵


「二条城行幸図屏風」 江戸時代前期 17世紀 「二条城行幸図屏風」 江戸時代前期 17世紀

「二条城行幸図屏風」(部分) 江戸時代前期 17世紀 岡田美術館蔵


「金雲の間」では、狩野派が得意とした力強い金雲が地面近くを這うように巡る荘厳な屏風や、大和絵風の雅やかな金雲など、さまざまな金色の雲の屏風を展示。続く「金銀の間」では一転して、金に銀箔や銀砂子などを組み合わせた、古風で落ち着いた雰囲気の屏風が登場する。


尾形光琳の「雪松群禽図屏風」 江戸時代前期 18世紀初頭 尾形光琳の「雪松群禽図屏風」 江戸時代前期 18世紀初頭

尾形光琳「雪松群禽図屏風」(部分) 江戸時代前期 18世紀初頭 岡田美術館蔵


池田孤邨「燕子花図屏風」(部分) 江戸時代後期 19世紀中頃 岡田美術館蔵


そして「金地の間」では、金箔に覆われたきらびやかな総金地の屏風が登場。「金地の間」の[光琳と光琳風]コーナーでは、尾形光琳の「雪松群禽図屏風」と、池田孤邨「燕子花図屏風」を展示。


川合玉堂 「冨嶽」 川合玉堂 「冨嶽」

川合玉堂 「冨嶽」(部分) 大正7年(1918) 岡田美術館蔵


さらに[近代の金屏風]コーナーでは、伝統的な富士図に新風を吹き込んだ川合玉堂の「冨嶽」を展覧する。


また、現代の日本画家としては稀な「金地に描く」画家、福井江太郎氏が、岡田美術館の10周年イベントの際にライブペインティングで描き上げた渾身の金地の絵もお披露目される。


世界的にも珍しい「金雲」がもたらす効果や、絵師たちの工夫がにじむさまざまな技法など、見どころが満載の展覧会。次々と展開される華やかで優美な黄金の世界に、没入してみてはいかがだろうか。


◆金屏風の祭典 ―黄金の世界へようこそ―
【会期】開催中~2024年6月2日(日)
【所在地】神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1
【開館時間】9:00~17:00(入館は16:30まで)
【入館料】一般・大学生 2,800円、小中高生 1,800円

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