開運と美肌の湯を巡る島根旅|界 出雲・界 玉造で楽しむパワースポットと温泉の2泊3日
開運と美肌の湯を巡る島根旅|界 出雲・界 玉造で楽しむパワースポットと温泉の2泊3日

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界で巡る、温泉と土地を味わう2泊3日のゆっくり旅

2026.2.17

運も肌も整う島根旅|界 出雲と界 玉造で巡る開運パワースポットと温泉2泊3日

取材/文:中嶋千祥(Premium Japan編集部)






「界 出雲」と「界 玉造」で巡る、開運と温泉の2泊3日

 

島根は、祈りと自然が静かに重なり合う特別な土地。出雲大社をはじめとする由緒ある社が点在し、人々の祈りを受け止めてきました。同時に、古くから美肌の湯として愛されてきた名湯にも恵まれています。島根へ初めて旅する私が、余すところなく味わうなら――「界 出雲」と「界 玉造」、ふたつの宿を巡る2泊3日の旅へと出かけてきました。







「界 出雲」では、「冬限定:出雲大社お詣り支度プラン」で、日御碕神社と出雲大社へ。心を整え、一年の始まりにふさわしい祈りの時間を過ごします。続いて「界 玉造」では、今話題の朝の連続テレビ小説「ばけばけ」にもたびたび登場する八重垣神社を訪ねる「八重垣神社開運プラン」へ。縁結びの物語に彩られた地で、願いをそっと胸に刻みます。祈りと癒しの2泊3日。心まで磨かれていく旅が、ここ島根で待っています。




DAY1:出雲空港から界 出雲へ。神話の地・日御碕で旅が始まる




日本海と灯台を望む宿「界 出雲」にチェックイン
出雲空港を後にし、海岸線をなぞるように車を走らせること約40分。視界がふっと開けた瞬間、蒼い海と白い灯台が現れます。その先に佇むのが、出雲神話の息づく日本遺産・日御碕に建つ「界 出雲」です。神々の物語が今も静かに流れるこの地を起点に、2泊3日の旅が始まります。島根が誇るパワースポットを巡り、名湯に身をゆだねる時間。日常からそっと距離を置き、心をほどいていく——そんな特別な旅の幕開けです。

界 出雲 界 出雲

「灯台と水平線を望むお詣り支度の宿」というコンセプト通り、ダイナミックな日本海の景観と神話世界の静けさが同居する日御碕に位置する「界 出雲」。



界 出雲ロビー 界 出雲ロビー

光が差し込み美しいコントラストを見せる、広々したロビーの窓の向こうには日御碕灯台が見えます。

15時:「界 出雲 」客室レビュー|夕日と朝日を映すご当地部屋「彩海の間」





界ならではの魅力のひとつが、その土地の物語を空間に映し込んだ「ご当地部屋」です。「界 出雲」の「彩海の間」もまた、この地ならではの光と景色を、やさしく包み込むように表現しています。モチーフとなっているのは、夕日から朝日へと移ろう海辺の一日。灯台側と出雲松島側では、窓の向こうに広がる景色に呼応するように、室内の色調や趣がさりげなく変えられています。ソファに寝転んで、視線は自然と外へ。ただ海を眺めているだけなのに、心が澄み渡り、明るさが満ちていく――そんな時間が、ここには流れています。




朝日が望める出雲松島側のお部屋。お部屋のアクセントは朝日をイメージ。ベッドエリアと窓際のリビングエリアの動線がよく、使いやすい。ソファに座って絶景を見るだけで心がほどけていきます。



灯台が望める側のお部屋は、シックな藍色がアクセント。夕日をバックに白い灯台の雄姿は壮大。




「冬限定:出雲大社お詣り支度プラン」を選んだゲストの客室には「お詣り支度セット」が用意されています。出雲大社の御神酒として使用される日本酒「八千矛(やちほこ)」、オリジナル御朱印帳、かみまもり、石州和紙の「願い和紙」です。 到着後はまず御神酒で心身を清め、滞在中には「願い和紙」に願い事を記します。厄除けとして伝わる小豆の開運茶をお供に、願いを込めた和紙を「かみまもり」に納め、心願成就を祈る参拝へと備えることができます。

16時:霊験あらたかな日御碕神社へ。夜を守る神に祈る




伊勢神宮と対をなす、日御碕神社の由緒とご利益

「界 出雲」から歩いて15分ほど、日御碕神社へ参拝します。「冬限定:出雲大社お詣り支度プラン」では、日御碕神社も参拝できるのです。天平7(763)年 聖武天皇の御代に「伊勢大神宮は日の本の昼を守り、日御碕大神宮は日の本の夜を護らん」として、勅命を下されたと伝えられており、伊勢神宮とは対の関係と言われています。


御祈祷と御神砂守

ご祭神は、日沉宮(下の宮、ひしずみのみや)は天照大御神、神の宮(上の宮、かみのみや)は素盞嗚尊の、二柱の神様が鎮座されています。厄除けや縁結びをご利益とした霊験あらたかな神社です。朱塗りの壮麗な社殿は日光東照宮に携わった宮大工が手掛けたと伝わります。海の景色と相まってまるで竜宮城のよう。とても美しい神社です。


社殿に昇殿し、厄除開運の祈祷を受けました。まったく夜型の私にとって、夜を司る日御碕神社にはぜひお詣りしたかった! 力強い神気を感じ、ご縁をいただけたことに感激しました。



日御碕神社の「御神砂守」は、本来地鎮祭などでお清めに使うお砂ですが、ケガや病気が治ったという奇跡を経験する人が多く現れたことで有名に。もちろん私もお分けいただきました。初穂料700円。

日御碕灯台から経島へ。神話の景色を歩く

日御碕神社から海へと歩くと、見えてくるのが経島(ふみしま)。元々日沉宮がご鎮座されていた島で毎年8月7日に夕日の祭典のため神職が島へと渡るそう。「界 出雲」のスタッフのお勧めで、日御碕灯台~界 出雲に戻るコースを散歩してみました。神話の世界観が心に沁みてくる、素朴で、でも神秘的な土地です。

17時:彼は誰時に包まれる、「かわたれテラス」のコーヒータイム

 



日御碕神社でのお祓いを受け、灯台へと続く散策を終えたあと、向かったのはトラベルライブラリー「かわたれテラス」。「かわたれ」とは、「彼は誰時」と書く古語。昼とも夜ともつかず、目の前の景色さえ、ふと輪郭を失うひとときのことを指します。ちょうど時刻は、空と海がゆっくりと色を溶かし合う、かわたれどき。コーヒーを片手にただ景色を眺めるだけで心が鎮まっていくのを感じます。


出雲の歴史や神話にまつわる本を読むのも旅ならではの過ごし方。海と雲を表現したようなコーヒーカップは地元島根の白磁工房のもの。界のしつらえは、随所に地元の作家さんとのリレーションがあり、その地域のものに触れることができるのがいい。



17時半:「界 出雲」 出雲ひのみさき温泉|絶景の露天風呂で禊ぐような湯あみ



この景色こそ、露天風呂の醍醐味。塩分が高いので、翌朝の出雲大社参拝前の禊湯にも最適。


日本海を望む温泉時間
夕食の前に、出雲松島側に面した大浴場へ。そこに広がるのは、思わず深呼吸したくなるほどの開放感。刻々と表情を変える日本海の景色を眺めながらの入浴です。なかでも心を奪われるのが、島根半島の北西端・日御碕の雄大な眺めを間近に感じられる露天風呂。潮の気配を含んだ風と、雄大な景色に身を委ねていると、いつまでも湯に浸かっていたくなります。


界 出雲の湯は、塩分濃度の高い塩化物強塩泉。肌をやさしく包み込むように塩分がコーティングされ、身体の芯からじんわりと温めてくれます。湯冷めしにくく、湯上がりのぬくもりが長く続くのも魅力のひとつ。さらに保湿効果も期待でき、乾燥しがちな季節にはうれしい温泉です。




19時半:冬の味覚と神話世界を楽しむ、「界 出雲」の夜の始まり


タグ付き松葉蟹を味わう「八雲立つ蟹会席」

冬ならではの味覚・松葉蟹を存分に堪能するディナーは、この旅の目的のひとつでした。日本海の冬を代表する松葉蟹をメインに仕立てた「八雲立つ蟹会席」は、タグ付きの松葉蟹を高く盛った松葉蟹の灯台盛りからスタートする全8品のコース料理です。様々な調理法で蟹を食する贅沢なディナーに合わせるのは、日本酒発祥の地・島根の地酒を合わせていただきます。


「蟹の見松葉蟹の灯台盛り」灯台盛りの名の通り、蟹肉がふんわりと高く盛られています。こんなにたくさん蟹肉を食すのは初めて。



「松葉蟹の蟹刺し 霜降り仕立て」 驚くほど新鮮な蟹刺しは、つるんとしたのど越し。蟹肉の旨味が口中に広がります。

「松葉蟹と三つ葉の土鍋ご飯」 スタッフが蓋を開けたとたん、歓声が上がる土鍋ご飯。様々な調理法で最後まで飽きさせずに蟹料理をまとめたコースでした。

21時:ご当地楽「石見神楽」を鑑賞

「石見神楽」の演舞はすごい迫力。神々が激しく闘います。終演後はゲストと記念撮影も旅の良い思い出作りに。



ご当地楽広場にゲストが思い思いに集まってきました。21時前には立ち見が出るほど人気なのが「石見神楽」の実演です。出雲の神話にちなんだ「国譲り」を大国主神、建御名方神、建御雷神の三柱の神たちが剣舞する様は迫力満点です。神楽を演じているのも「界 出雲」のスタッフで、ゲストに披露するまでにはかなりの練習を要するそうです。食、部屋、伝統芸能と、出雲という地を訪れたことを印象づけるおもてなしの数々を満喫して、もう一度大浴場で温泉に入ったら、今日はもうベッドへ。


DAY2:祈りを深める神饌朝食から、出雲大社へ。

三方に盛りつけられ神饌朝食は、通常の朝食と合わせて食します。神様に備える御饌を再現したもの。禊湯にも入り、神饌も頂き、準備万端。



神饌朝食と禊湯で整える参拝前の朝

名残惜しいですが「界 出雲」をあとにし、車は静かに出雲大社へと向かいます。道中、ふと空を見上げると、雲の切れ間から差し込む光が、日本海へ向かって細い筋となって降り注いでいました。まるで行き先を示すかのような、その光景に、自然と背筋が伸びます。やがて現れるのが、稲佐の浜。国譲り、国引きの神話の舞台として知られ、旧暦十月の神在祭には、全国の八百万の神々を迎える「神迎神事」が行われる場所です。白い砂浜と静かな波音に包まれると、この地が古くから特別な力を宿してきた理由が、言葉を介さずとも伝わってきます。

 

 

 



ガイドと巡る出雲大社プライベートツアー

この「冬限定:出雲大社お詣り支度プラン」には、専門ガイドさんによる、約2時間のプライベートツアーが含まれています。出雲大社ならではの「二礼四拍手一礼」という参拝作法や、出雲大社の歴史や見どころをあますことなく説明してもらえるツアーです。ひとつひとつが丁寧で、自然と理解が深まっていく時間。背景を知ることで参拝そのものがぐっと意味のあるものに感じられます。出雲大社を初めて訪れるなら、このプランは心強いと思いました。



出雲大社 神楽殿のしめ縄の大きさに驚く。



出雲大社 御本殿の周囲をぐるりと歩いて拝見。青空にお社が映えて美しい。

守りや縁起物を選ぶのも楽しみのひとつ。出雲大社のおみくじは大吉、凶などの吉凶がないのが特徴。私は今年いい方向へ向かうので努力せよ、とのこと。長寿や健康を願う美保岐玉ブレスレット(初穂料2,500円)はお土産に。



天気にも恵まれ、最高のお詣り日和。ガイドツアーの後は神門通りやご縁横丁でランチやお茶を。「界 出雲」のスタッフは、お勧めの出雲そばの名店やスイーツなども教えてくれました。


14時:「界 玉造」へ。美肌の湯と松江文化に浸る

出雲そばのランチを済ませて、タクシーで界 玉造へ。モダンなファサードからロビーへ足を踏み入れると、目の前に端整な日本庭園が現れます。界 玉造のコンセプト「いにしえの湯と出雲文化を遊ぶ宿」がまさにぴったりの風情です。



玉湯川沿いに開けた玉造温泉街の中ほどに位置する「界 玉造」。


端整な日本庭園とコンテンポラリーなファニチャーがマッチするロビー。ところどころに遊び心いっぱい。ぜひスタッフにたずねてみてください。


太鼓橋から先はライブラリーやゲストルーム。気分が盛り上がります。



玉造温泉街とおしろい地蔵さまを訪ねて

チェックインまでは少し時間があるので、玉造温泉街の散策をお勧めされました。川沿いにある足湯や、勾玉のお店、そして美肌、健康になれるようにお願いできる、清厳寺のおしろい地蔵さまがいらっしゃると聞き、早速お詣りに行きます。温泉街の散策や、かわいいおしろい地蔵さまとの出合いなど、旅先での何気ない発見を促してくれる界スタッフの気配りがうれしい。


界 玉造から玉湯川沿いを歩いて約10分にある清厳寺のおしろい地蔵さま。



顔用とからだ用のお札があり、治したいところを色鉛筆で塗り、奉納します。


奉納後、筆におしろいを取り、お地蔵さまのお身体の、自分の治したい部分と同じところにおしろいをつけます。私は顔とからだ両方をお願いしました。その昔、和尚さんがお地蔵さまにおしろいを塗って祈ったところ、顔面のあざがきれいに治ったことが始まりと伝えられています。私も美人になれる、はず。


15時半:松江文化に触れる、「蛙瞑庵」での茶の湯体験

 


「界 玉造」に戻るとちょうど15時半。離れの茶室で茶の湯体験ができるとのこと。日本庭園の飛石を進んでいくと、そこが「界 玉造」の茶室、蛙瞑庵(あめいあん)です。この日、お点前を披露してくださる三斎流の影山先生が、松江に茶道を広めた松江藩主 松平不昧公のこと、松江では子どものころからお茶に親しむ環境であることなどを、楽しくお話しくださり、寛いだ気分になりました。

 



立礼式なので気軽に体験でき、松江の文化に触れるいい機会です。チェックイン後、予約するシステムです。




勾玉の練きりはやさしい甘み。お抹茶と合います。

16時:「界 玉造」 客室レビュー ご当地部屋「玉湯の間」は全室客室露天風呂付


酒樽のテーブルが可愛いアクセント。

全室客室露天風呂付。思う存分美肌の湯を楽しめます。


扉を開けた瞬間、ふわりと立ちのぼるのは、清々しい木の香り。日本酒発祥の地・出雲を象徴する酒樽をモチーフにしたテーブルが、さりげないアクセントになっています。ベッドとリビングエリアの配置はどこか大胆で、それでいて心地いい。思い思いに時間を過ごしやすい造りです。そして何より、「界 玉造」は全室が客室露天風呂付き。美肌の湯として名高い玉造温泉を、誰にも気兼ねすることなく、好きなタイミングで味わえる贅沢があります。この湯を目当てに多くの人が足を運ぶのも、自然と頷ける魅力です。

「八重垣神社開運プラン」のゲストの客室には、真菰を用いたオリジナルのバスセット、松江の老舗「秀玉堂」が手掛けた、界 玉造オリジナルの勾玉チャーム付きお守り袋を用意。八重垣神社で受けたお守りを大切に持ち帰るためのかわいいお守り袋です。

17時:「界 玉造」 美肌の湯と名高い、アイコニックな大浴場へ

「界 玉造」のアイコニックな大浴場。1300年前に編纂された『出雲国風土記』にも「一たび濯げば形容端正しく、再び沐すれば万病悉く除ゆ(一度入ると美しくなり、再び入ると万病が治る)」と記されている玉造温泉は、いにしえから伝わる美人の湯です。


お部屋に露天風呂が付いていても、やはり大浴場は見逃せません。自然光がたっぷりと入る明るい大浴場の湯舟の中央にお社を模した湯口からは、日本最古の温泉、玉造温泉の湯が滔々と注がれています。身体を湯舟に浸すと肌ざわりがやさしく、気が付くと長湯しているようなお湯です。広々とした露天風呂も楽しみました。

大浴場入口にある「美酒処」。枡にシートマスクと地元の酒蔵・米田酒造の日本酒「豊の秋」を注げば、自分専用の日本酒マスクができあがり。

米田酒造の日本酒「豊の秋」がしみ込んだシートマスクを大浴場を持っていきます。美人の湯に浸かりながら日本酒マスクでお肌もケアできる、うれしいサービスです。

19時:出雲の日本酒を巡る「日本酒BAR」

島根の日本酒にほれ込んだスタッフがセレクトした地酒が約40種類揃う「日本酒BAR」があります。精米歩合やアルコール度数、味の特徴などをわかりやすい一覧にしたお品書きを見ながら、飲み比べするのが楽しい。お食事前に立ち寄ったり、テイクアウトしてお部屋で飲むこともできます。


出雲は日本酒発祥の地だけあって、県内には酒蔵が多く存在する酒どころ。ヤマタノオロチがディスプレーされた店内には、たくさんの日本酒があり壮観。迷ったらスタッフに相談を。

19時半:しじみ牛しゃぶ会席で松江の味わいを堪能

しじみ牛しゃぶ会席で味わう松江の滋味

「界 玉造」の夜に用意されているのは、この土地の恵みを丁寧に表現した全9品の会席料理です。先付は、香ばしく炙られたのどぐろ。皮目の香りと脂の甘みがふわりと広がり、これから始まる食事への期待が一気に高まります。続く宝楽盛りでは、山と海に囲まれた島根の豊かさが、器の中に美しく表現されます。主役は、しじみの出汁に和牛をさっとくぐらせていただく「しじみ牛しゃぶ」。しじみの滋味深い旨味とほのかな香りが、きめ細かなサシの入った和牛に絡み、驚くほど後味は軽やか。コクがありながらもすっと喉を通り、つい箸が進みます。


先付は「のどぐろの炙り」。炙ることでさらに旨味が増します。

目にも楽しい「宝楽盛り」。出雲の美味しいものがずらりと並びます。

しじみの出汁に和牛をくぐらせて食す「しじみ牛しゃぶ」。このアイディアは秀逸。肉の美味しさを、しじみの出汁が引き立ててくれました。この後、〆はやっぱり麺ということで出雲そばが用意されています。地元の美味しいものが揃ったディナーに、日本酒が進んでしまいます。全9品で構成される「しじみ牛しゃぶ会席」は、満たされながらも重さを残さない、余韻の美しい食事。

21時:「界 玉造」のご当地楽「石見神楽」

界 玉造の「石見神楽」の演目は、須佐之男命が大蛇(おろち)退治をするために、酒造りをする物語。大蛇が所せましと暴れまわる迫力ある演目です。酒どころだから「古事記」「日本書記」の中にも出てくる八塩折の酒(やしおりのさけ)のエピソードの神楽を上演しています。観客のゲストとの掛け合いも楽しく、見応えたっぷりです。



稲田姫さま危機一髪。ゲストも固唾をのんで見守ります。


大蛇の激しい動きにゲストの大歓声が上がります。

DAY3:「界 玉造」から八重垣神社へ出発

いよいよ最終日。「八重垣神社」へと出発準備をします。まずは目覚めにお部屋の露天風呂で最後の湯あみを。「八重垣神社開運プラン」のお部屋にセットされていた真菰(まこも)のバスセットを湯舟に浮かべ、お詣りへの備えはばっちり。ゆっくり朝食を摂ったらチェックアウトし、出発です。

ここ出雲で結ばれた素盞嗚尊と稲田姫命の御二柱を主祭神とする八重垣神社。出会い、縁結び縁の大親神様とされています。恋愛や結婚だけでなく、仕事や人間関係全般の良縁を願う多くの人々から慕われる神様です。

 


「神の湯にて湯浴みし、神の草(真菰)で身を清め……」と、界 玉造専用の祝詞を読み上げていただく、特別なご祈祷です。


八重垣神社の境内奥にある佐久佐女の森には、「夫婦杉」、縁結び占いの「鏡の池」があります。「鏡の池」は、NHK朝のテレビ小説「ばけばけ」にも何度も登場しました。


占い用紙を浮かべ、硬貨(10円か100円)をそっと乗せます。早く沈めば縁が早く、遅く沈むと縁が遅く、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられているとか。用紙に浮かび上がるご神託は人それぞれ。私は「常に感謝、西と南 吉」とありました。用紙は社務所で1枚100円で分けていただきます。

祈りと湯に身を委ねる島根旅がくれたもの

「界 出雲」と「界 玉造」を拠点に巡る2泊3日旅は、島根という土地の持つ力……「祈り」と「癒し」の本質に、静かに触れていく時間でした。日御碕神社、出雲大社で心を沈め、あらためて願いと向き合う。その流れは、単なる参拝ではなく、自分自身の内側を整える儀式のように感じられます。

 

2泊目は「界 玉造」へと舞台を移し、温泉に浸かり、土地の恵みを味わって、八重垣神社で縁や未来にそっと思いを託す。運を求めて巡ったはずの旅は、気づけば自分を整える旅へと変わっていました。静かに満ちていく感覚こそが、何よりの「開運」だったようです。



















◆界 出雲

日御碕灯台と日本海を望む、海辺に佇む温泉宿。夕暮れどきには、白い灯台が茜色に染まり、水平線まで続く日本海の景色が静かに心を奪います。出雲大社へも車で約20分という恵まれた立地。館内には、清めの塩になぞらえた「強塩温泉」の禊風呂が用意され、滞在そのものが参拝への支度となるよう設えられています。祈りの地・出雲を訪れる旅の始まりに、心身を整えるための一軒です。界 出雲

「冬限定:出雲大社お詣り支度プラン」
日御碕神社と出雲大社、ふたつの由緒ある社を参拝できる特別なプランです。滞在中は「界 出雲」からほど近い日御碕神社で正式な祈祷を受け、夕暮れの社殿で心身を清めます。翌日は、出雲の歴史や神話に精通した専門ガイドとともに出雲大社へ。参拝作法や背景を学びながら巡ることで、祈りの時間をより深く味わうことができます。折々の節目に、静かに心を整えるための参拝体験です。詳しくはこちらをクリック 「冬限定:出雲大社お詣り支度プラン」

◆界 玉造

日本最古の湯とも称される玉造温泉に佇む、全室露天風呂付きの温泉旅館。『出雲国風土記』にも記された名湯に身を委ねながら、山陰ならではの旬の食材を用いた会席料理を味わう、ゆったりと贅沢な時間が流れます。客室は中庭を囲むように配され、檜または信楽焼の露天風呂を備えた設え。外の気配を感じつつも、しっかりとしたプライベート感が保たれています。伝統工芸品や選び抜かれた茶器など、細部にまで土地の美意識が息づき、部屋にいながら島根の魅力を自然と感じられる一軒です。界 玉造

 

「八重垣神社開運プラン」
縁結びの聖地・八重垣神社を訪ねる、特別な開運プランです。宿泊者限定の祝詞によるご祈祷や、神職の案内で拝観する重要文化財の壁画、「鏡の池」での良縁占いなど、この地ならではの体験が揃います。滞在中は、八重垣神社や出雲大社のしめ縄にも使われる真菰を用いたバスセットで湯浴みをし、心身を清めて参拝へ。さらに、松江の老舗・秀玉堂が手掛けた勾玉チャーム付きのお守り袋も用意され、旅の思い出とご縁を大切に持ち帰ることができます。詳しくはこちらをクリック「八重垣神社開運プラン」


photos by Azusa Todoroki

text by Chisa Nakajima

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