写真家、高木由利子の展覧会「chaoscosmos vol.3 – visible viscosity 可視化された粘性 -」が、東京・表参道のGYRE GALLERYにて、2026年11月29日(日)まで開催中だ。
ファッションや人体を通して「人の存在」を探求してきた高木由利子。近年は自然現象の不可思議さにも関心を寄せ、「chaoscosmos」プロジェクトを展開。映像を含む新たな表現にも取り組んでいる。
「chaoscosmos」とは、混沌を意味する「カオス」と、秩序や宇宙を意味する「コスモス」を組み合わせた言葉。高木は、自然現象をレンズを通して捉えるなかで、混沌と秩序は相反するものではなく、同時に存在しているのではないかと考えるようになったという。
2022年の「icing process」、2024年の「sakura」に続く第3弾となる今回のテーマは「visible viscosity(可視化された粘性)」。粘性とは、水や空気などが流れるときに生じる抵抗のこと。高木がこのテーマに関心を寄せるきっかけとなったのは、ある撮影で出合った、重力と粘性が生み出す不思議な造形の美しさだった。
シャッタースピードや被写界深度を操ることで、肉眼では捉えにくい液体の動きが神秘的な形となって浮かび上がる。重力や慣性、粘性といった自然の力が織りなす思いがけない造形を通して、普段は気づくことのない自然界の美しさを写し出している。
作品を通じて、混沌と秩序が共存する自然の神秘に迫る「chaoscosmos」。高木由利子の独自の視点が捉えた、未知なる美の世界に触れてみては。
◆高木由利子 写真展「chaoscosmos vol.3 – visible viscosity 可視化された粘性 -」
【会期】開催中~2026年11月29日(日)
【会場】GYRE GALLERY(東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F)
【問い合わせ】0570-05-6990(11:00~18:00)
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