《千年後の未来》(部分)2023年 撮影:山﨑信一《千年後の未来》(部分)2023年 撮影:山﨑信一

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菅原道真公1125年 太宰府天満宮式年大祭記念「神戸智行―千年を描く―」 【開催中〜6/23(日) 群馬・高崎市タワー美術館】

2024.4.25

群馬・高崎市タワー美術館 10年の歳月をかけて完成した式年大祭記念襖絵 原画24面を公開

《千年後の未来》(部分)2023年 撮影:山﨑信一

太宰府天満宮が、現代日本画界を代表する作家である神戸智行に依頼し、10年の歳月をかけて完成した式年大祭記念襖絵。原画24面を公開する展覧会が、全国に先駆けて高崎市タワー美術館で開催中。会期は2024年6月23日(日)まで。


太宰府天満宮(福岡県太宰府市)では、1125年大祭に向けて取り組む様々な文化事業の一つとして、明治35年(1902)の1000年大祭を記念して建てられた近代和風建築「文書館」のための24面の襖絵を日本画家・神戸智行に依頼。


《千年後の未来》2023年 (部分)撮影:山﨑信一 《千年後の未来》2023年 (部分)撮影:山﨑信一

《千年後の未来》2023年 (部分)撮影:山﨑信一


本展では、昨年12月に完成したばかりのこの襖絵の原画と、太宰府天満宮が収蔵する神戸作品、そして博多の老舗和菓子店「鈴懸」のために神戸が描き下ろした掛け紙の原画33点を中心とした作品を展示。高崎市タワー美術館を皮切りに、岐阜県美術館、岡山県の新見美術館の3館を巡回するという。


小さな生き物たちの姿に人間の営みを投影した、季節感豊かな作品で注目を集める日本画家の神戸智行。古典に学び、画材や技法を探究してたどり着いた、極めて薄い和紙と彩色を重ねる独自の技法は、作品に特有の空気感と奥行きを与え、その繊細な表現は多くの人々を魅了している。


 日本画家 神戸智行  日本画家 神戸智行

日本画家の神戸智行 撮影:三迫太郎


神戸は襖絵の制作のために10年前に家族で太宰府に移り、以来天神さまへの祈りと境内の季節の移ろいを日々感じながら制作に向き合ってきたという。

 

巡回展終了後に襖に仕立てられ、「文書館」に設えられる圧巻の作品をひと足早く鑑賞できる希少な機会。その光と豊かな色彩が織りなす自然と生命の輝き、連綿と受け継がれてきた太宰府の千年の祈りを、ぜひ会場で感じてみてはいかがだろうか。


◆菅原道真公1125年 太宰府天満宮式年大祭記念「神戸智行―千年を描く―」
【会期】開催中~2024年6月23日(日)
【会場】高崎市タワー美術館(群馬県高崎市栄町3-23)
【開館期間】10:00~18:00、金曜日のみ10:00~20:00
【休館日】月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)

 

※以降の巡回展情報
2024年7月6日(土)~9月8日(日)岐阜県美術館(岐阜県)
2024年9月15日(日)~11月24日(日)新見美術館(岡山県)
御本殿改修完了後、2027年に太宰府天満宮敷地内「文書館」にて襖絵を公開予定

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