各地に点在し残されている古民家を、その歴史性を尊重しながら客室や飲食店などにリノベーションし、複合宿泊施設として再生していく取り組みを行う「NIPPONIA」。このほど島根県出雲市大社町に、元診療所をリノベーションした「NIPPONIA 出雲大社 門前町」をオープンさせた。
定員2名の「高浜」。
建物のベースとなったのは、大正時代に開業し町の診療所として賑わいをみせた「旧奥醫院」。和室や土間と木の温もりを感じられる空間にクラシックな家具を設えたほか、施設内にフレンチレストラン「Cuisine OKU」を併設。美食の宿として生まれ変わった。
2階の和室にヨーロッパのアンティーク家具を設えた「千鳥」。
「秋月」は1階のリビングスペースと2階の寝室に分かれた独特なお部屋。
客室は、お部屋専用の中庭を望める寝室と、出雲格子の窓から陽の光が差し込む居間を設けた「高浜」や、大正時代のモダンクラシックな雰囲気を感じられる「千鳥」、蔵をリノベーションした「秋月」など、それぞれに趣が異なる6室を用意。また、公式予約サイトでは、グランドオープンを記念した特別宿泊プラン「出雲の地酒とフレンチを味わう古民家ステイ<1泊2食付き>」も販売中だ(宿泊対象日は2022年9月30日まで)。
美と香りをテーマにしたレストラン「Cuisine OKU」の料理は、フレンチをベースに出雲産のしじみの出汁など和のテイストを忍ばせた、ヘルシーでやさしい味わいが特徴。農家から直接仕入れる野菜、新鮮な魚介と島根和牛など、ひと皿ごとに香りを意識した見た目も美しい料理は、地酒の香りや味わいとの相性を楽しむことができる。
朝食はブルターニュ風ブレックファースト。ガレットを軸としたコース仕立ての朝食とシードルの相性を楽しめる。
歴史ある建物が醸し出す古き味わいと、暮らすようなのんびりとした滞在を通じて、「なつかしくて、あたらしい、日本の暮らし」を体感してみてはいかがだろうか。
NIPPONIA 出雲大社 門前町
島根県出雲市大社町杵築南1359-1
【開業記念プラン】出雲の地酒とフレンチを味わう古民家ステイ<1泊2食付き>
宿泊対象日:2022年 6月 1日(水)~2022年 9月 30日(金)
料金:
・翠松 50,400円~
・能野、晴嵐 58,400円~
・千鳥,、秋月 62,400円~
・高浜 66,400円~
※表示の料金は、2名様で宿泊の料金です。
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