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その先の京都へ

2023.12.6

京都人が愛する冬の味覚、間人ガニと寒ぶりを求めて海の京都へ

画像提供:炭平













「海の京都」と呼ばれる京都府北部地域は、豊かな自然に恵まれた“食の宝庫”。特に冷え込みが厳しくなる晩秋の頃にはカニ漁やぶり漁が解禁され、この地でしか味わえない旬の食材がある。京都人が愛してやまない冬の美食を求めて、ぜひ海の京都を訪れてみよう。今回は、京都の冬の味覚・間人ガニや寒ぶりを楽しめる宿3選をご紹介する。

 

冬の京都の醍醐味。間人(たいざ)ガニや寒ぶりを存分にいただく

 

京都駅から特急電車で約2時間半の京都北部地域は松葉ガニの宝庫。中でも、丹後半島にある間人港(たいざこう)に水揚げされるカニは、厳しい選別によって認められるタグ付きのブランドカニ「間人(たいざ)ガニ」がある。地元でも「幻のカニ」「伝説のカニ」と呼ばれるほど希少なカニとして知られている。








船上において「間人蟹」の文字と船名を刻印した緑色のタグが付けられる。11月初旬から3月下旬までの提供になる。画像提供:炭平 船上において「間人蟹」の文字と船名を刻印した緑色のタグが付けられる。11月初旬から3月下旬までの提供になる。画像提供:炭平

船上において「間人ガニ」の文字と船名を刻印した緑色のタグが付けられる。11月初旬から3月下旬までの提供になる。画像提供:炭平







間人ガニは間人港から約40km、水深200〜300mの海底に生息していることから、日帰り漁を行なっている。しかし、凍てつく寒さと荒波の日本海の漁は大変厳しく、出漁ができないことも多くあるほか、間人ガニを漁獲する小型の底曳網(そこびきあみ)漁船はわずか5隻しかない。そのため漁獲量が限られており、また鮮度が命ということから船が戻ると地元旅館や高級旅館に届けられるだけ。だからこそ食通たちは、この格別な味わいを求めて冬になると京都北部を目指して旅に出る。





寒ブリの提供期間は11月1日から3月中旬までの提供になる。画像提供:油屋別館 和亭 寒ブリの提供期間は11月1日から3月中旬までの提供になる。画像提供:油屋別館 和亭

寒ぶりの提供期間は11月1日から3月中旬までの提供になる。画像提供:油屋別館 和亭







また「海の京都」の人気観光スポットの一つ伊根町は、富山県氷見市、長崎県の五島列島と並ぶ、「日本三大ぶり漁場」の一つに数えられている。北海道で夏を過ごしたぶりのほとんどは、水温の下がる頃に日本海方面へ南下し、その通過点となる北陸地方、丹後地方に到達する頃には良質の脂が乗った美味しいぶりに成長している。そのため古くから伊根では冬になるとぶりを食べる機会が多くあり、「出世する」「大きく成長する」ということから、縁起物として、お正月や誕生日などのお祝い事に振る舞われる習慣もある。

 

冬の京都の美食、間人ガニや寒ぶりを最高の料理旅館で楽しむ

この特別は味わいを、最高の料理として提供してくれる料理旅館を3軒紹介する。最高の環境の中、心温まるおもてなし、そして素晴らしい料理が忘れられない時間となることだろう。

 

間人(たいざ)

間人港仲買人のご主人が目利きして競り落とした新鮮な魚介を心ゆくまで堪能
寿海亭





間人ブルーの日本海と、どこまでも続く水平線を望むことができる。 間人ブルーの日本海と、どこまでも続く水平線を望むことができる。

間人ブルーの日本海と、どこまでも続く水平線を望むことができる。

 




京都府北府・丹後の漁師町である間人の高台に佇む1日8組限定の宿「寿海亭」。日本海を一望できるように高台に建っていることから、全8室がオーシャンビュー。部屋から、冬の荒々しい日本海を眺めていると不思議と心が鎮まっていくようだ。また各部屋には展望風呂も付いており、24時間好きな時間に海を望みながらの湯浴みを愉しめる。




間人産の新鮮な地魚や、冬の味覚の王様「間人ガニ」 間人産の新鮮な地魚や、冬の味覚の王様「間人ガニ」

間人産の新鮮な地魚や、冬の味覚の王様「間人ガニ」だけではなく、「京都丹波牛」や兵庫県香美町村岡の牧場「上田畜産」(「但馬玄」の唯一の飼育場です)で育てられ、月に10頭ほどしか出荷されない、特別な餌で育てられ脂の融点が低い但馬牛「但馬玄」(たじまぐろ)などもいただくことができる。





そして何よりも魅力なのが、ご主人が目利きして自ら競り落とした新鮮な地元の魚介類の数々。京都北部地域には間人ガニや寒ぶりの他にも、当館では、素潜り名人が獲ってくる赤雲丹や黒アワビやサザエなどもあり、季節ごとに海の恵みを楽しむことができる。

毎年11月に松葉ガニが解禁となると、当館では間人ガニプランをはじめ、松葉ガニプラン、ズワイガニとの食べ比べプランなど、カニ三昧のプランが楽しめる。





当館下の間人テラス「My sunshine」でゆったりと水平線を望んで。 当館下の間人テラス「My sunshine」でゆったりと水平線を望んで。

当館下の間人テラス「My sunshine」でゆったりと水平線を望んで。




寿海亭の下には、2020年にOPENした間人テラス「My Sunshine」がり、宿泊者だけでなく一般のお客様も、城嶋や徳楽山を望む絶景を楽しめる。カフェテラスでは、シーフードピザやホットドック、ソフトクリームなどの軽食も用意されている。

 

寿海亭

京都府京丹後市丹後町間人3778




歴史ある活カニ専門料亭旅館で贅沢な時間と料理を満喫
炭平

炭平 炭平

 

 





創業150年以上の歴史を持つ、間人にある活かに専門料亭旅館が「炭平」は、リニューアルを重ね、洗練された和モダンの空間が広がる大人の宿である。21室ある客室は趣の異なる15タイプがあり、全てオーシャンビュー。丹後ちりめんをアートワークに使ったり、日本の建築美を取り入れたり、どの部屋も贅沢なつくりになっている。また貸切風呂は6タイプあり、夕日の町と呼ばれる間人ならではの美しい夕焼けが楽しめるお風呂もある。旅館には350冊以上あるライブラリーがあり、世界でたった一つの特注ソファがあるなど、インテリアセンスの良さを感じる。




暖炉のあるライブラリー。 暖炉のあるライブラリー。

暖炉のあるライブラリー。

客室「李音庵 風乃音」。 客室「李音庵 風乃音」。

客室「季音庵 風乃音」。

「茹で蟹」「蟹刺し」「蟹みそ」「蟹炭火焼」など、蟹を余すところなく存分に味わう。 「茹で蟹」「蟹刺し」「蟹みそ」「蟹炭火焼」など、蟹を余すところなく存分に味わう。

「茹でガニ」「カニ刺し」「カニみそ」「カニ炭火焼」など、カニを余すところなく存分に味わう。




自慢のカニ料理は、間人ガニを調理した技術と経験から、さらに選りすぐりの特選カニとして、間⼈港に限らず、間人ガニが漁獲できる沖合のものから選び抜いた品質の良い蟹を「はしうどガニ」として提供している。さらに一般的には出回らないような高級魚も楽しめる。旅館のホームページにはオンラインショップがあり、「はしうどガニ」や「カニ鍋セット」などの販売も行なっているので、京都までは出かけられないという人はご自宅で。

 

炭平

京都府京丹後市丹後町間人3718


伊根町

 

伊根の舟屋に程近い、奧伊根温泉でぶりしゃぶを味わう
油屋別館 和亭




油屋別館 和亭 油屋別館 和亭



伊根湾に沿って立ち並ぶ約230軒もの舟屋の街並みが美しい「伊根の舟屋」は、国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されている人気観光スポット。そこからほど近くところにある奥伊根温泉は、pH8.40の自家掘りでお肌がしっとりすべすべになるお湯の良さが人気。湯宿「油屋別館 和亭」は和室、和洋室、掘りごたつのある和室の3タイプがあり、全11室に天然温泉掛け流しの露天風呂が付いている。







鰤尽くしの鰤会席。 鰤尽くしの鰤会席。

ぶり尽くしのぶり会席。




間人蟹もいただくことができるので問い合わせを。 間人蟹もいただくことができるので問い合わせを。

間人ガニもいただくことができるので問い合わせを。




食事は、伊根を知り尽くした料理人が腕を振った、丹後の旬の味覚を盛り込んだ会席料理。秋は「丹後ぐじ」、冬はぶりしゃぶ、カニ、アワビ、夏はブランド岩牡蠣「夏珠」、京都牛、季節の釜飯など、奥伊根の旬を味わうことができる。また美味しいご飯も忘れてはいけない。食味ランキングで3年連続最高の新潟・魚沼産コシヒカリと同等評価の特Aに輝いた契約農家の「丹後産コシヒカリ」を使用し、つややかに土鍋で炊き上げる。
車で10分ほど行くと、伊根の舟屋にたどり着けるので、遊覧船で海側から伊根の舟屋を眺めるのもいいだろう。

 

油屋別館 和亭

京都府与謝郡伊根町字津母570

 

 

※間人ガニ、寒ぶりは冬季限定のメニューです。
※しけなどによって漁に出られない日があります。
※料理内容などについては、直接旅館へご確認ください。



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