監修=プレミアムジャパン編集部
「百目木」という地名は、青森県上北郡、福島県二本松市や千葉県袖ケ浦市をはじめ、いくつかの地域に見られる特徴的な呼び名です。
その背景には、土地の自然環境、とりわけ水の存在が深く関わっていると考えられています。
多くの説では、谷あいを流れる川や滝が勢いよく響く水音から取ったと言われています。こうした水音は、集落の近くで日常的に耳にされていたものであり、人々はその印象的な響きを地名として呼び表したのでしょう。自然の音や景観が言葉となり、地名として今日まで受け継がれている点に、この名の面白さがあります。
百目木(どうめき)
百目木は「どうめき」と読みます。福島県、千葉県に地名としてあります。表記は時代とともに変化し、「同めき」「堂目木」など、音を写したさまざまな字が使われたとみられます。その後、意味よりも語感を優先し、当て字として「百目木」という漢字が定着したと考えられています。
日本の難読地名を知る
難読地名には、土地の言葉、文化、そして自然との共生の歴史が刻まれています。名前の由来を知ることで、旅先の風景が少し違って見えてくる。それが、難読地名が持つ不思議な魅力です。地名をひも解くことは、その土地の記憶をたどること。字面に隠れた意味を知ることで、地名が語る物語の深さを学ぶことにつながります。
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