【難読地名】なんと読む?象潟は「ぞうがた」とは読みません【難読地名】なんと読む?象潟は「ぞうがた」とは読みません

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2026.2.16

【難読地名】秋田県にかほ市の象潟は「ぞうがた」とは読みません

監修=プレミアムジャパン編集部

日本海に面した秋田県にかほ市の南西部、象潟は風景そのものが物語を宿す土地です。






松尾芭蕉『奥の細道』にも登場する景勝地で、かつては入り江に島々が浮かぶ風景でした。鳥海山を背に、かつてこの一帯は海に大小の島々が浮かぶ潟湖で、九十九島と呼ばれる幻想的な眺めを誇っていました。その美しさは遠く都にも知られ、「東の松島、西の象潟」と並び称されるほどでした。






しかし19世紀初頭、1804年の大地震によって海底が隆起し、象潟の景観は一変します。波間に浮かんでいた島々は陸に取り残され、いまでは田園の中に小丘のように点在する、不思議な光景が広がっています。海と陸が入れ替わったかのようなこの地形は、象潟ならではの時間の痕跡です。




その変化を目にする以前、1689年にこの地を訪れた松尾芭蕉は、『奥の細道』の中で、明るく開放的な松島に対し、象潟を物思いに沈む景色として描き、「松島は笑ふが如く、象潟は憾むが如し」と記しました。また「象潟や雨に西施がねぶの花」と詠み、しっとりとした情緒をその句に封じ込めています。



現在、その独特の地形と鳥海山、日本海を一望できるのが、道の駅「ねむの丘」の展望室。かつての潟と島々に思いを馳せながら、象潟という土地が歩んできた劇的な変貌を、眼下に感じることができます。


象潟(きさかた)

 

 

象潟は「きさかた」と読みます。松尾芭蕉を魅了した景勝地として知られています。












日本の難読地名を知る
難読地名には、土地の言葉、文化、そして自然との共生の歴史が刻まれています。名前の由来を知ることで、旅先の風景が少し違って見えてくる。それが、難読地名が持つ不思議な魅力です。地名をひも解くことは、その土地の記憶をたどること。字面に隠れた意味を知ることで、地名が語る物語の深さを学ぶことにつながります。

 

 






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