楼閣が上野恩賜公園に現る〜11/19までアートフェスティバル開催中〜

2017.11.11

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©️Shinji Omaki 撮影:椎木 静寧

上野恩賜公園と谷中地域を舞台に、アートで日本文化を世界に発信する大型野外アートフェスティバル『TOKYO数寄フェス2017』が11月19日まで開催されます。世界各国から老若男女が集まる上野公園の見慣れた風景が、アーティストによって新たな体験と記憶の場へと変身します。
期間中には巨大な楼閣が上野公園噴水池に建てられるほか、葦舟の進水式、インスタレーションの展示等がされます。

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 「プラネテス -私が生きたようにそれらも生き、私がいなくなったようにそれらもいなくなった-」 / 大巻 伸嗣
上野公園噴水池に、単管パイプと木材を組み上げた高さ13.5mにも及ぶ巨大な楼閣が出現。かつてこの地に存在した、寛永寺の山門「文殊楼」がモチーフ。蜃気楼のように噴水池の水面に映るその姿は、かつての風景を想起させます。また夜のライトアップでは、幻想的な佇まいを見せます。「空間」「時間」「重力」「記憶」をキーワードに活動する、繊細かつダイナミックな作家による、ここでしか見ることができない作品です。
 

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「上野造船所」不忍池 舟プロジェクト / 日比野 克彦・海部 陽介・石川 仁
不忍池のほとり、弁天堂前広場には、人類学者・海部 陽介氏の「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」の資料などを展示。同時に、探検家の石川 仁氏を中心に日比野 克彦氏デザインの葦舟『TANeFUNe』を会期中制作し、最終日のボート池での進水式を目指します。週末は、だれでも参加可能な舟つくりのワークショップも楽しめます。

 

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「ティーテイスターフォレスト」/ 橋本 和幸 with ITO EN ティーテイスター
噴水前広場に設置された橋本 和幸氏デザインの空間で、日本茶の魅力を楽しんでもらうべく伊藤園の「ティーテイスター」によるお茶の振舞いが行われます。また、作家による移動式住居と茶室も登場。
※お茶の振舞いは11/11、12、18、19の11:00~17:00のみ
 

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「藝大御輿」/ 東京藝術大学
同じく噴水前広場に、9月の東京藝術大学の学園祭にて「上野文化の杜賞」を受賞した藝大生制作の御輿が11月12日まで展示されています。

今後実施予定のイベント
 ◆「上野造船所」 不忍池  舟プロジェクト / 日比野 克彦 ・ 海部 陽介 ・ 石川 仁
〈ワークショップ~今日の記憶を明後日へ運ぶ舟つくり~〉
葦や上野公園内で集めた落ち葉や枝を素材に、思い思いに自分で舟を作るワークショップ。
日時:11/11(土)、11/12(日)、11/18(土)、11/19(日) 13:00~16:00
場所:弁天堂前広場
申込方法:申込不要

〈『TANeFUNe』進水式〉
会期中に石川氏がワークショップ参加者と共に制作した、日比野デザインの『TANeFUNe』が不忍池に浮かびます。
日時:11/19(日)11:00~12:00
場所:上野公園 ボート場
申込方法:申込不要
 
◆「ミナモミラー」  / 鈴木 太朗・ 空間演出研究所
不忍池をキャンバスにたとえ、光を不忍池に投影します。風の流れによって時間とともに変化する、水面にたゆたう反射光を楽しむ作品です。不忍池のボート池全周、池に浮遊するオブジェをLEDライトの淡く柔らかい光が囲みます。
日時:11/17(金)~11/19(日) 日没後~20:00
場所:不忍池(ボート池)
申込方法:申込不要 
 
そのほか「こぱんだウインズ」 門前コンサート、藝大生によるミュージアムコンサート等も催されます。詳しくはHPでご確認ください。
芸術の秋、上野に足を運び、普段なかなか体験できないアートの世界に触れてみてはいかがでしょうか。

 

『TOKYO数寄フェス2017』
期間:11月10日(金)~ 11月19日(日) 
実施場所 :上野恩賜公園(不忍池一帯、噴水前広場 ほか)、東京国立博物館、東京都美術館、東京文化会館、谷中地域 ほか
http://sukifes.tokyo/