「人首=ひとかべ」さんは、現在の岩手県奥州市にあった地名、陸奥国江刺郡人首をルーツとする旧家です。桓武平氏の流れを汲む千葉氏の一族の名字だといわれています。
この地名は、平安時代に大和朝廷の支配が及ばなかった蝦夷の伝説に由来するのだとか。蝦夷の首領である悪路王の甥といわれる少年、人首丸が朝廷軍と戦うために立てこもった、もしくは斬首された場所だといわれています。そんな悲しい歴史とは裏腹に、人首は近世から近代にかけて、水沢から大船渡までをつなぐ盛街道や、遠野へと出る五輪街道の宿場町として栄えた地域でもあります。鉄道や車が発達するまでは、東北の交通の要衝でした。人首という珍しい名字は、そんな人首の地に由来しています。
人首 = ひとかべ
「人首」は、ひとかべと読む名字です。現在の岩手県奥州市にある人首という地名に由来します。これは、平安時代に大和朝廷と戦った蝦夷の首領の甥といわれる人首丸が戦って破れたという逸話からついた地名だといわれています。
「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。
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