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公式キュレーター泉二啓太さんの最新情報 vol.5

2016.01.08

≪公式キュレーター泉二啓太さんの最新情報です≫

先日、長浜にある機屋さん(南久ちりめんさん)に6年ぶりに行ってきました。
南久さんには以前、1週間ほどお世話になり白生地の製造過程を勉強させて頂きました。

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西は琵琶湖、東には伊吹山がある長浜は浜縮緬が有名。
そんな浜縮緬は地下水を利用した湿式強撚糸の糸によるシボが特徴です!

伊吹山からの雪解けによる伏流水は、一年中水温が安定しているので、
白生地製造には適しているとのこと。
その水で糸を湿らせながら糸を撚っていきます。
この糸撚りもコツが必要で、6年ぶりだとさすがに難しかったです。
6年前はもっとうまくできたのですが。。。

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また、複数の機織り機が稼働していると、音量はジェット機のエンジン音レベルとのこと。
現場でしか感じられない、この臨場感は圧巻でした!

その後、縮緬の精練場に。
精練では琵琶湖の豊富な水が大活躍。
高圧釜の100~120度の熱湯に白生地を入れると一瞬で縮み、
精練液に3時間ほどつけながら、セリシンを溶かしていきます。 
その時に撚った糸が戻ろうとすることで、シボが形成されます。

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白生地が出来上がるまでには数多くの工程があり、
その全ては人の手と目によって厳しくチェックされています。
機械に頼るだけでなく、手間暇かけるからこそ、
高品質で柔らかい風合いの浜縮緬が出来上がります。

南久さんでは20~30代の若い方がご活躍しており、
常に新しいものづくりへと挑戦されています。
そんな皆様と一緒に、呉服業界を更に盛り上げていきたいと思いました!

 

 

≪プロフィール≫

泉二啓太 もとじ・けいた

銀座もとじ 店主 泉二弘明の長男。

高校卒業後、ロンドンの大学でファッションを学び、帰国。

2009年、「銀座もとじ」に入社、現在は、和織・和染の店長として接客を行っております。

銀座もとじ 二代目として、きもの文化を若い層にも広げようと、

海外で学んだ経験を活かし商品開発なども手掛けております。

 

 

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