超特盛ラーメン二郎を食べて走るという試練、「ジロソン」

2016.01.22

《公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会・上村哲也さんのラン旅ブログ》vol.6

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“二郎”という食べ物

「二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物である」

「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ」

「ロット崩しはギルティ」

など数々の名言や伝説を生み出してきたラーメン二郎。

一説によると1杯1500キロカロリー以上とも言われ、総本山の三田を筆頭にお弟子さんが各地にお店を構える。さらに二郎インスパイア系と呼ばれるラーメン二郎に影響を受けたお店が日本全国に存在し、出張先で食べたくなってもほとんどが徒歩(ラン)圏内にあるというラーメンの一大勢力です。

ラーメン二郎は見た目から強烈な特徴のあるラーメンです。野菜が富士山のようにうず高く積まれ、それを食べるだけでもお腹いっぱいになる。さらに野菜の下から姿を覗かす極太麺の麺量は一般の店の2倍以上。それでも「小」サイズ。「大」を食べ切るには日頃の鍛錬に加えて心・技・体すべてが揃っていないと不可能。

チャーシューは厚切りで口の中で溶けていく。配膳直前に「ニンニクイレマスカ?」と聞かれ、冒頭のジャーゴン(呪文)を唱えると供されます。野菜、肉、ニンニクとバランスよく食べられるのでアスリートの完全栄養食とも一部言われています。

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二郎インスパイア系の勇、「千里眼」(東北沢)と「恵比寿ブタメン」(大網・田無)

 

そんなラーメン二郎を食べて、走り、また食べてゴール、という壮大なチャレンジが「ジロソン」。基本的には変なチャレンジランをしたいという発案でしたが、裏テーマとしては山の中を一日中走るレースに出る時には胃の強さも求められるため、その鍛錬の意味もあります。

 

結局走られなかった

そして迎えたジロソン当日、土曜日の朝から開店しているラーメン二郎三田本店へ。8時の段階で既に20人待ち。もう1杯食べなくてはならないことを考えて野菜はオーソドックス(普通盛)で大人しめに。

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スタート前、三田本店前にて

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三田本店の一杯

 

1杯目は順調に食べ終え、ランニングパートに入ります。コースは三田から品川を経由して、旧東海道沿いに横浜まで走り、横浜・関内のラーメン二郎横浜関内店でゴールという30キロ。

ところが走り出していきなりの異変が。脚に走れという信号が入らない。結局30キロ完走はしたがほとんどが歩きという結果。やっと関内に着いて開店前の行列に並びます。

関内店にした理由のひとつが珍しい汁なしのラーメン二郎が食べられるということ。少しでも味の変化をつけたい。本日2杯目のラーメン二郎。とても美味しい。これならいくらでも食べられると快調に食べ進めると、最後の方で箸が動かなくなる。まるでランニングで突然足が動かなくなるかのように脳が手に止めろという信号を送る。ここからはランニングの最後と一緒で精神力が試されるパート。何とか完食し、ジロソンゴールとなりました。

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横浜関内店

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汁なしラーメンを完食してゴール

 

このチャレンジ後も、ラーメン二郎をスタート時やラン旅途中で食べるというプチジロソンを何度も試していますが、調子が激変し、走られなくなることも多数。ラーメン二郎がどうのというわけではなくその大盛りの食事をロット(着席順)を崩さないよう周囲に合わせたペースで食べるため、急激に血糖値が上がるのが理由ではと仮説立て。そこで血糖値の急激な上昇を防ぐ特保飲料と野菜ジュースを取り入れることにより最近は二郎後も走ることができています。

個人的には1日で東京から宇都宮まで100キロを走ることもあるので、ラーメン二郎のようなパワーフードは今後も欠かせません。

 

「ジロソン」攻略法

(1)1500キロカロリー分走る(自分の場合20キロ以上)

(2)食べる前に野菜ジュース、血糖値急上昇を防ぐ特保飲料を飲む

(3)美味しくいただくにはゴール後をお勧め

 

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《プロフィール》

上村哲也 うえむら・てつや

公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会マーケティング・コミュニケーション担当

ドイツ生まれ、オーストラリア育ち。マーケティングプロデューサーとして日本テレビ宣伝部、ニュージーランド航空、小田急電鉄等に勤務した後、現職。
箱根駅伝復路109.9キロを一人で走り繋ぐ「ひとり箱根駅伝」、JR山手線一周ランニング「ヤマソン」、海からの富士山頂登山「シートゥーサミット」、旧東海道を東京・日本橋から京都・三条大橋まで492キロを走る「街道ラン」等の「ラン旅」を主宰している。フルマラソンには出場せず気の向くままに“スポイル・ランナー”としてラーメン屋や居酒屋、所用先、仕事先を目的地にして走り続けている。2014年日本山岳耐久レース(通称ハセツネ)を20時間57分36秒で完走。

 

Tetsuya Uemura 

Rugby World Cup 2019 Organising Committee

Marketing Producer in Sports and Entertainment field. Prior to joining Rugby World Cup 2019 Organising Committee, held sports PR producer with Nippon Television, Air New Zealand and railway industry. Spending most of spare time for self-planned running trip. 492km run from Tokyo and Kyoto along Ancient-Tokaido was one of the best trip ever experienced. The toughest one so far was Sea to Summit to climb up Mt. Fuji from sea level reaching to the summit within 24 hours.

 

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