未知の領域。新感覚のアート体験 日本人アーティスト「SAYORI WADA」

2016.01.26

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音があふれるSAYORI WADAの作品

日本のみならず世界でも活躍する日本人アーティストのSAYORI WADAさんの描くアートは、自由気ままな魅力に包まれています。前衛的でありながら、共感できるその作風は、ポジティブな雰囲気も人気の秘密となっているようです。JAZZが好きだというWADAさんの作品からは音楽が聞こえてくるような気もします。

アメリカ出身のアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの影響を色濃く受けたというWADAさんの作風ですが、作品には彼女独特のリズムが表現され、未知の領域に私たちをいざないます。自由闊達な筆遣いは何ものにもとらわれない彼女の魅力があふれ出ているようにも感じられ、今までの日本人アーティストにはなかったような感覚を私たちに与えてくれます。

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イラストレーターとしての活躍

ニューヨークで1年半ほど生活しアート活動を行っていた影響もあってか、WADAさんの作風には日本の空気とは異なるアーティスティックな感覚が染みこんでいるように感じられます。

日本の少し構えたところのある美術空間ではなく、ニューヨークのストリートアート的なポップさをあふれる情熱で表現している色と線は、新感覚のアート体験として、見ているだけでも元気を与えてくれる気がします。

まだ20代にもかかわらずWADAさんは、東急ハンズの店内壁面や、TOMMY原宿店、六本木ヒルズにあるビストロ店内のイラストレーションなどを手がけています。他にも、数々のイラストレーションを描き続け、その才能はますます輝き、アーティストとしての地位を着々と築いています。

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「27」という数字の持つ意味

2014年に27歳を迎えたWADAさんは、自分と同じ27歳でこの世を去った若きアーティストたちを描くという作品に挑み個展で発表しました。

WADAさん憧れのジャン=ミシェル・バスキアのみならず、音楽会のレジェンドたち、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーン他、音楽を愛する人なら一度は名前を聞いたことがある人たちの軌跡が、WADAさんの手によって現代によみがえりました。

彼らの死に関して調べ、それらをイラストレーションとして描き出していくことはどれだけ大変だったのでしょう。コカインなど薬の影響で死に追いやられた人もいれば、自分の限界に挑み最終的には自殺を試みた人もおり、その人たちの心の内を想像し、そこで得たインスピレーションをひたすら表現しています。

彼女の挑戦の大きさは、作品を鑑賞する人々の心にも響いてきます。彼女がこれからどのような作品を描いていくのか、その活躍から目が離せません。

 

■お問合せ
SAYORI WADA
http://sayoriwada.com/

©Sayori Wada

 

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