カルチャー

「SIBSI36」大人にこそ分かる「和紙」でできた渋い風合いの美

2016.01.29

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「美濃手漉き和紙」は正倉院にも収められている

「和紙」は日本を代表する工芸品として知られています。耐久性、通気性、保湿性に優れ、湿度の高い日本に適した紙で、日本人はこの和紙を非常に大事にしてきました。書物など記録を残すためだけではなく、扇子、紙衣(かみこ)、紙衾(かみふすま)、紙布(しふ)といった身の回りの多くの用途に和紙は使われてきたのです。また、近年では、文化財の修復材としても世界的に注目されています。

今回紹介する「SIBSI36」では、和紙の中でも歴史ある「美濃手漉き和紙」を用いた製品を生み出しています。「美濃手漉き和紙」の歴史は古く、1300年以上もさかのぼれるといわれます。奈良の正倉院に所蔵されているわが国最古の戸籍にも、その用紙として「美濃手漉き和紙」が使われているほどなのです。

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「本場・美濃で作られた和紙」を使った「紙布」の美しさ

上記の写真のうち、左が「美濃紙布」、右が「美濃手漉き和紙」です。

「美濃手漉き和紙」は、均等に楮(こうぞ)繊維が詰まり、「薄く」「強く」「むらのない」優秀な紙として高く評価されています。楮のみを原料として用い、縦揺りに横揺りを多く加えた「流し漉き」によって作られており、とても堅牢な紙です。しかも上品な艶と色合いを持つ独特の風合いを見せるのです。

「SIBSI36」が製品に使用する「紙布」は「和紙」を縦糸・横糸にも用いたもの。つまり100%の純紙布です。縦横どちらも和紙の糸を織るのは非常に難しく、他ではこのような製品はほとんど見ることができません。100%植物由来の製品で、紙布の手触りは柔らか。通気性に優れ、湿度が高くても速く乾き、ドライ感も魅力の一つです。暑い夏に涼を取るために、紙衣の一つとして和紙でできた浴衣も作られています。

さらに「SIBSI36」では、防水・防腐の性質を持つ柿渋を紙布・手漉き和紙に用いています。これによって、細菌の増殖を抑制する効果が得られるのです。また、柿渋によってその製品に独特の風合いが与えられます。まさに「渋い」といえる美は大人だから分かる素晴らしさだといえるでしょう。

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こちらは、美濃手漉き和紙を用いた「和紙パッチワークパネル」。独特の風合いが魅力です。

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そしてこちらは「紙布座布団」です。肌触りの快適さに魅せられます。

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そして最後にご紹介するのは「うるし和紙ランチョンマット」です。楮和紙を柿渋で染め、四枚重ね貼りし、その上に本漆仕上げを施しているため、使い込むほどに本漆の下から柿渋塗りの和紙が見え隠れする、粋なランチョンマットです。

渋い色合いのかばんなど、現代のライフスタイルにも見事にハマる製品がラインアップされています。これらが紙布・手漉き和紙からできているというのにも驚きますが、実際に手に取ってみると軽くて丈夫と、さらに驚くことでしょう。1300年以上の歴史を持つ伝統の技が現在にまで受け継がれたプレミアムな逸品ばかりです。

■お問合せ
「SIBSI36」
http://sibsi36.com/

 

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