入手まで3年待ち。伝統技法で作る最高級の「南部箒」

2016.03.02

hoki-01
江戸時代から続く箒作りの伝統

岩手県北部の九戸村はかっては南部と呼ばれていた地域です。この地域に暮らす農家では、昔から自分たちで使う道具は、自分たちで作り使用してきました。

この作業は農閑期に行われ、厳しい冬を過ごす生活の一部であり、その中でも箒作りは例外なく至るところで作られ、ごく普通に見られた光景でした。

自分たちで使うもの以外は市などで売られ、近隣町村からも買い求められ、農家の副収入源となっていました。これが現在の南部箒の元となったのです。その継承された技術と伝統を受け継ぎ、現代の新しい風を吹き込んだのが今回ご紹介する高倉工芸の南部箒なのです。髙倉工芸では1991年より箒作りにのみ焦点をあてて取り組んでいます。

 

次ページ《やませが箒にとって命の縮れを生み出す