大和心を伝える扇 “新京清堂”:「メイドインジャパン見つけた」vol.18 渡辺ゆり子

2016.06.05

rd850_-DSCN0300

平安に発した日本の扇子の歴史は、1200年が経とうとした今でも私たちの日常に取り込まれています。
神事はもちろんのこと、舞、能、茶道、華道、香道などの芸事にも欠かせなもの。
落語でも咄家は必ず手に扇子をもっていますね。日本初の貿易品として海を渡り、元、明、清各時代の皇帝にも好まれ、16世紀にはヨーロッパ貴婦人の装飾品としても憧れの的になりました。

そして何と言っても、扇の形状は日本を象徴する形として世界に認知されています。
2020年東京オリンピックのエンブレムの候補にも扇子を描かれたものが多くありました。実際に決定したエンブレムも扇子の形が入っています。扇子の形は末広がり、縁起が良く、古くから応援する時の道具としても使われていたのでオリンピックには最適のモチーフです。

そんな扇子、本来は開く物ではなかったとのこと。男性は開かない、女性はあおがない、と言われているそうです。あおぐのは団扇だけと(笑)。

rd850_-DSCN0312rd850_-DSCN0310

とはいえ、現代では、夏に“あおぐ扇子”も大活躍。
是非一つ、二つは持っていたいものですね。
神田須田町にある新京清堂ショールームには、数々の扇子が置かれています。
気軽に手にとって、お気に入りの扇子を見つけてください。ユニークな扇子やデザイナー扇子をいくつかご紹介します。

次ページへ

Area