特選“京都”&“木製品”:経年変化を愉しむKIKOEの「ヒザシ」シリーズ

2016.08.14

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 これまでにないデザインで生まれ変わった国産のスギとヒノキ

京都府京丹後市の家具ブランドKIKOEの「ヒザシ」シリーズは、まさに名前のイメージそのもの。斜めに配置された木目のコントラストには、雲間から差し込む清々しい陽の光が連想されます。使われているのは国産のスギとヒノキ。日本では古くから親しまれてきた木材ですが、近年は需要に伸び悩み、森の荒廃も問題視されています。

KIKOEは、そんな日本の林業に一石を投じるべく、「株式会社溝川」が立ち上げたブランド。現代のライフスタイルにマッチする新しいスギやヒノキの見せ方を提案しています。京都を中心に活躍するo‐labの綾利洋さんをデザイナーに迎え、熟練の職人とともに2年の歳月をかけてデザインを形にしました。

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「ヒザシ AVボード」
素材:杉、桧 
サイズ:幅1700×高さ300×奥行360㎜ 
価格:桧 349000円(税抜)、 杉 33万円(税抜)
(植物オイル塗装 別途1万円・鏡板浮造り仕上 別途8000円)

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「ヒザシ サイドボード」
素材:杉、桧 
サイズ:幅1485×高さ1000×奥行360㎜ 
価格:桧 358000円(税抜)、  杉 34万円(税抜)(植物オイル塗装 別途1万円・鏡板浮造り仕上 別途12000円)

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毎日手で触れるプッシュ式の扉にこだわった理由

スギやヒノキは木の外側が白く、芯に近いほうが赤いので、同じ色でそろえようとするとたくさんの無駄が生じてしまいます。また節が多く、それを避けるのも無駄を招くことに。それならば、その色みや節の味わいを逆に面白みにしようと生まれたのが「ヒザシ」シリーズです。和のイメージがある木材も、斜めに使うことで一気にモダンな印象となりました。

さらにこだわったのが「手触り」です。あえて塗装をせずに仕上げているので、手触りは無垢の木そのまま。使うほどに、味わいが増していきます。取手を付けずにプッシュ式の扉にしたのも、毎日触れて欲しいという思いから。開ける度に、ふわりと木の香りが漂います。

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