カルチャー

「岡山芸術交流 2016」開催レポート《前編》

2016.10.26

瀬戸内海に面し、その晴天率の高さから「晴れの国」と呼ばれる岡山。この地を舞台に、日本各地のアートイベントの中でも“超新星”と呼ぶべき画期的な大型国際展がついに開幕。その“晴れの舞台”の模様を、見どころとともにレポートします。

今、岡山で何が起きているのか? いざ現地へ…!

当サイトでも既報の通り【前回記事はこちらから】、世界16カ国から31組の精鋭アーティストを迎えて初開催される「岡山芸術交流 2016」。なぜ岡山の地に、これほどまでに硬派でハイレベルな現代アートの作品群が集結? その理由については先の記事の通りですが、果たして何が起きるのでしょうか……!?

東海道・山陽新幹線のぞみ号で東京から約3時間余り、期待とともに降り立った岡山駅。さて、会場はいずこ? と迷う間もなく、駅前のシンボル・桃太郎像とともに「岡山芸術交流 2016」の巨大なロゴマークがお出迎え。駅から岡山城へと伸びる桃太郎大通りの街灯にも、ずらりとロゴのフラッグが掲げられていました。
じつは……この岡山を代表するキャラクターの“桃太郎”も、本イベントを楽しむひとつのキーワードになってくるのです……!

写真(上)謎の物体が岡山市内に墜落…!? その意味は? ライアン・ガンダーによる巨大な屋外展示作品『Because Editorial is Costly』

JR岡山駅前のシンボル・桃太郎像とともに、駅舎に掲げられた巨大なバナーがお出迎え。

開催エリアの大通りに掲げられたフラッグ。特徴的な目のアイコンが眼差すものとは…!?

まずはメイン会場へ。おすすめルートへご案内

桃太郎大通りにずらり並んだフラッグに導かれ、まず向かったのは、岡山城と日本三名園のひとつ岡山後楽園からほど近い「旧後楽館天神校舎跡地」。
本館1階のエントランスには、チケットブースやカフェ、オリジナルグッズも取り扱う休憩スペースが。展示マップを手に入れて、まずは会場巡りの計画を立てましょう。岡山城、岡山県庁前広場から屋外作品まで、約10箇所あまりの会場が市内中心部にコンパクトにまとめられ、1日で無理なく回ることができます。

ここからは、各会場の見どころをピックアップしてお届け。「岡山芸術交流」のチケットは計5箇所の会場で購入することができますが、今回はこの旧後楽館天神校舎跡地を含む開催エリアの北側から、順にご紹介していきます。

rd850_A_03597「岡山芸術交流 2016」メイン会場の「旧後楽館天神校舎跡地」外観。この昭和モダンな建築に、計19点(うち新作は14点)もの現代アート作品が展示されている。(© Okayama Art Summit 2016 Photo: Yasushi Ichikawa)

 

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