カルチャー

楽しみ方は自由!新しいアートフェア「ART PHOTO TOKYO – edition zero –」

2016.11.25

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小室哲哉も登場! ART PHOTO TOKYO開催、初日をレポート

ギャラリーが取り扱うファインアートだけでなく、ファッションやコマーシャルフォトグラファーの作品も同じステージに展示するという、世界的にも実験的な試みとなるアートフェアとして注目された「ART PHOTO TOKYO – edition zero –」。
11月18日(金)から3日間にわたって東京・茅場町の交差点に位置する茅場町共同ビルディングで開催されたこのイベント。初日には、オーストリア・リンツで行われた「Ars Electronica Festival 2016」で、メディアアーティストの脇田玲氏とコラボ―レーション作品を発表し、アーティストとして新たな一面を見せる小室哲哉氏が登場し、会場を沸かせました。そこで会場の展示とトークショーの様子を編集部がレポートします。

国内有数のギャラリーが多数参加

展示スペースとなるのは2、3、8の各階。1フロアにひしめく小さなオフィススペースをそのまま各ギャラリーやアーティストに割り当てたことで、それぞれの持ち味が色濃く表現されていました。

まずご紹介するのは2階ギャラリーで多くの人の目を惹いていた「android」の作品。スマートフォンで撮影されたフォトプリントが床一面から天井に向けてうず高く重なり合い、窓越しに見える日常の風景と相まって、生活のなかで切り取られた何気ない時間の重さを感じさせます。

rd850_1_DSC03642_1024rd850_2_DSC03646_1024写真(上)/「THE MISSING PHOTO.」android

続く北京とシンガポールにもギャラリーを持つ「MIZUMA ART GALLERY」のスペースでは、宇佐美雅浩氏による「Manda-la」から「久保修 大阪 2010」など、生命力が伝わるエネルギーあふれる作品が鑑賞者を圧倒していました。

rd850_3_DSC03582_1024写真(上)/「MIZUMA ART GALLERY」からは、宇佐美雅浩氏が出展

さらに歩を進めると、当サイトでもレポートしている「岡山芸術交流 2016」の総合ディレクターを務めた那須太郎氏が代表の「TARO NASU」から話題の写真家の作品が多数出展されており、小さなスペースに多様な世界観が広がっています。

rd850_4_DSC03611_1024rd850_5_DSC03612_1024「TARO NASU」より 写真(上)/ ホンマタカシ氏の「Tokyo and My Daughter」(下)/ 俯瞰で撮られた大地がまるで模様か記号のように見える松江泰治氏の作品

若手が創りだす未知なる世界

次に訪れたのは、外国人客が「これ好き!」と笑顔で言ったのが印象的なP.M.Ken氏の作品。日本と海外の文化も歴史も違う2つの地域を融和させ新たな風景をつくりだす「crosspointシリーズ」は見覚えがあるのに実在しない、不思議な感覚に陥ります。

rd850_6DSC03466写真(上)/ P.M.Ken氏の「crosspointシリーズ」から

河合政之氏は、灘高→東大大学院という異色の経歴のアーティスト。彼が手掛けた作品は、大小さまざまなディスプレイに描かれる砂嵐。流れるノイズを耳に眺めていると、この空間がどこに存在しているのか、わからなくなる瞬間が。

rd850_7thumb_DSC03591_1024写真(上)/ 京都のMORI YU GALLERYからは、河合政之氏のエキシビション。

 

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