粋な大人なら知っておきたい!「お座敷遊び」ってどんなもの?

2017.02.26

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「お座敷遊び」という言葉を聞くと、「お金持ちのオジサマの道楽」「一見さんお断りの世界」などのイメージを持つ人もいますよね。でも、お座敷遊びはオジサマの専売特許ではなく女性だって楽しめますし、一見さんお断りではない料亭もちゃんと存在するんです。粋な大人ならぜひ知っておきたい、お座敷遊びのあれこれを詳しく見ていきましょう。

上記イメージの画像出典:Japanexperterna.se / Gion Maiko (from Flickr, CC BY 2.0)

花街の文化・お座敷遊びの流れ

お座敷遊びとは、唄や踊り、三味線などの芸事をしっかりと学んだ舞妓さんや芸妓さん、芸者さんたちのおもてなしを受ける遊びのこと。芸妓さんたちには、舞踊を主にする「立方(たちかた)」、唄や三味線などを主にする「地方(じかた)」がおり、普段からさまざまなお稽古を積んでいます。

お座敷によって順序が違うこともありますが、まずはオーソドックスな流れからご紹介。お座敷に上がるとまず、じっと芸妓さんたちの到着を待ちます。そして、お料理が供されたあたりで芸妓さんが登場。プロによる季節や時節に合った舞と唄を楽しめます。東京の花柳界(かりゅうかい)では三味線だけではなく太鼓を使い、華やかな雰囲気を演出。ここでは、業を極めた芸妓さんたちの芸を堪能しましょう。

舞を鑑賞したあとは、芸妓さんたちとの歓談タイム。お酌を受けてお酒やお食事をいただきます。芸妓さんにお酒を勧めるのはかまいませんが、食事を勧めるのはNG。プロである芸妓さんたちはお座敷中に物を食べません。食事を勧める以外にも、芸妓さんたちに触れたり無断で撮影するなんてもってのほか。大人としての節度を守って接するように心がけましょう。

そして、食事が終わりお酒もいい感じに回ってきたところで、いよいよ芸妓さんたちとの「お座敷遊び」が始まります。

芸妓さんたちと楽しむゲーム「お座敷遊び」

お座敷遊びとは、お座敷に上がってからの一連の流れのことを指す言葉でもありますが、芸妓さんたちとする簡単なゲームのことでもあります。どれもわりと単純なゲームとはいえ、酔っていると意外と難しく、百戦錬磨の芸妓さんたちは簡単には勝たせてくれません。負けた方がお酒を飲むというルールもありますが、無理は禁物なので気をつけてくださいね。

有名なお座敷遊びとしては、『金毘羅船々(こんぴらふねふね)』を歌いながら、膳の上に置かれた椀を取った人はグー、取られた側はパーを出し、間違えたら負けになる「金毘羅船々」、ジェスチャーを使ったジャンケン「とらとら」などが挙げられます。

他にも、「投扇興(とうせんきょう)」、「五重塔」、「おまわりさん」など、お座敷遊びにはさまざまなものがあるので、お座敷に上がる機会があったら自分がやりたいものをリクエストしてみるといいかも。

気になるお値段は…

お座敷遊びで支払わなければならないのは、食事代と芸妓さんたちに支払われる「花代」。それ以外にお酒代や、芸妓さんへのご祝儀などがプラスされることも。総額だと、ある京都の料亭では10万円前後、浅草のある懐石料理屋さんでは6万円前後からと、お座敷によって料金にはかなり幅があります。

ただし、これは少人数で芸妓さんを呼んだ場合のこと。観光客向けの体験プランや、10名以上になるとお食事代のみで芸妓さんを呼べるプランなどもあるので、初心者はまずは手頃な価格のプランを楽しんでみては?

 

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