粋に和服を着こなすには足元のおしゃれも忘れずに! 今さら聞けない和の履物のTPO

2017.05.15

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既婚女性が結婚式に参列する時は江戸褄(えどづま)、ちょっとしたお出かけには小紋(こもん)など着物にはTPOが決まっています。同じように、着物に合わせて履く履物にもTPOがあるのはご存知でしょうか? せっかく素敵な着物を着ていても、履物が合っていないとおしゃれが台無し。それぞれのシーンにふさわしい履物を履いて、和服美人を目指しましょう。

上記イメージの画像出典:mrhayata / Red Carpet (from Flickr, CC BY 2.0)

花火大会や夏祭りに活躍! 浴衣に合わせる下駄

浴衣とはもともと湯上り着や寝間着として着られていました。現代では、盆踊りや花火大会などを楽しむための日常着として大活躍。そんな浴衣に合わせるのにぴったりなのが「下駄」です。下駄は足をのせる木製の板に「歯」と呼ばれる2つの突起部分をつけた履物。簡素な作りですが、木目を生かした白木のもの、黒塗りのシックなものなど、さまざまな種類から選べるのが魅力です。

また、足の親指と人さし指の間に通す鼻緒も、無地・ドット・古典柄といった色とりどりのものがそろっているのが特徴。浴衣に合わせて下駄を選ぶのもオシャレの1つで、「くらげ柄の浴衣に合わせて下駄の鼻緒は金魚柄」「浴衣も下駄の鼻緒も椿の文様です」という声が上がっています。

なお、鼻緒ずれで足が痛くなってしまうという人には、鼻緒にろうそくを塗っておいたり、鼻緒が当たる部分に絆創膏を貼っておくといった方法がおすすめ。履く前にじっくりと鼻緒を引っ張ってほぐしておくのも効果的だそうですよ。

かかとの高さ=格式の高さ

着物を着る時は、着物の格に合わせて履物を選ぶようにしましょう。第一級の礼装である黒留袖・本振袖などではかかとの高さが5~6cmのものを選ぶのが一般的。色留袖、訪問着、色無地などの準礼装でも礼装と同じような草履を履きます。素材は畳表、エナメル仕上げにした牛皮、佐賀錦、金糸・銀糸が入った織物をチョイス。草履のソール部分である「芯」は、1枚のものもあれば、複数枚重ねて層を作る物もあります。かかとが高い草履では3枚~5枚の芯を使うことが多いのですが、シンプルな1枚芯のものでも問題ありません。また、芯と芯の間に「ペラ」と呼ばれる薄いソールや、少し厚めの「半月」が入っているものも上品ですよ。

礼装用の草履は、バッグと合わせて買うとおしゃれ感がアップ。バッグと草履の鼻緒を同じ帯地で作ったものを使えば、すっきりとまとまった和服姿を演出できます。

自由度が高い外出着用の草履

小紋や紬(つむぎ)など普段着に合わせる草履は、色や素材は比較的自由です。着物のデザインによって遊び心たっぷりの草履を選んでみましょう。Twitterでも「オレンジの半襟に合わせてオレンジの草履! カジュアルフレンチに行ってきました」「ギンガムチェックの草履、市松模様の銘仙にぴったりでかわいい」といった声が上がっていて、みんな思い思いのおしゃれを楽しんでいるようす。

また、夏場に着る絽(ろ)や紗(しゃ)には、麻やパナマ素材の草履を履くと粋に見えます。夏向けの草履は自分が涼しいだけではなく、見る人に清涼感を与えられるのが高ポイント。着物だけではなく浴衣に合わせるのも素敵ですよ。

TPOに相応しい草履を買えたら、できるだけ草履を長持ちさせるために歩き方に注意を払いましょう。草履は地面と平行をキープ。つま先を傷めないために、着地の際は足全体を地面につけるように歩いてくださいね。

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