佐賀に隠されたミステリーを解明する! 7本のPR動画を配信する「佐賀さいこう!」プロジェクト

2017.05.26

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佐賀県知事が発案! いくつもの意味を込めた「佐賀さいこう!」プロジェクトとは?

以前にもプレミアムジャパンにて、記事として取り上げた「地方自治体PR動画」。現在、地方自治体は観光PRや移住推進を目的として、PR動画を作成していますが、今回、ピックアップする佐賀県も例外ではありません。「佐賀さいこう!」をスローガンに、県の内外に佐賀県の魅力をアピールする。そのプロジェクトの1つとしてのPR動画と、そこに込めた作り手たちの想いをご紹介します。

「佐賀さいこう!」は、現在の佐賀県知事・山口祥義(よしのり)氏が発案したスローガンです。「さいこう!」には「最高」と「再興」の2つの意味をかけたうえで、さらに「佐賀さ(へ)行こう」とも読ませる意図もあるんだそうです。

PR動画を作成したきっかけは、「佐賀にある魅力的な地域資源を、県の内外の方々に知っていただきたい」と思ったことが始まりなんだとか。その魅力を伝えるうえで、PR動画をシリーズ化し、ミステリータッチに仕上げて「佐賀の謎を解く」というスタイルにしたんだそうです。

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この「佐賀さいこう!」のPR動画は、YouTube上で公開されているほか、「佐賀さいこう!」の動画サイト(http://sy.pref.saga.lg.jp/saga_saiko/)にまとめられています。

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佐賀県の魅力を探偵と助手がお伝えする! PR動画7作品をご紹介

ここからは、PR動画メイキングの流れとともに、「佐賀さいこう!」プロジェクトで制作した7本の動画を、佐賀県広報広聴課のコメントとともにご紹介します。

平成28年2月に公開した5作品は、動画を作成した佐賀県広報広聴課によると「県外の方に佐賀県を知ってもらうために、佐賀県ならではのもので、国内外に誇れるものを選定しました」とのことです。「季節的な限定がなく、年間を通じて観たり食べたりできる」という点も、選定のポイントになったようです。平成29年1月には、さらに2本の作品が追加で公開されました。

1.「明治維新150年」篇

「平成30年が明治維新から150年ということもあり、来年に控えている「肥前さが幕末維新博覧会」に向け、県の魅力を改めて知ってもらうきっかけとして制作しました」

2.「吉野ヶ里歴史公園」篇

「弥生時代の遺跡で有名な吉野ヶ里歴史公園が、実は、子どもたちの遊具が充実した子育てにやさしい公園でもあるということを知っていただきたいとの想いで制作しています」

3.「有明海の干潟」篇

「有明海干潟は、平成27年5月にラムサール条約湿地に登録され、世界に誇れる佐賀の豊かな自然を広く知っていただくため選定しました」

4.「武雄の楼門」篇

「東京駅も設計した佐賀が誇る建築家 辰野金吾氏が設計した楼門。東京駅には、干支が8つあり長い間、残りの4つがないのが謎とされていましたが、武雄の楼門に残り4つが見つかりました。今回の佐賀の謎を解くというテーマにぴったりということで選定しております」

5.「有田・泉山」篇

「佐賀が国内外に誇る伝統的な地場産品である有田焼。本動画を制作した平成28年は、有田焼が創業から400年を迎える年で、記念事業を開催しており、有田焼の魅力をしっていただくため選定しました」

6.「佐賀の酒」篇

「九州といえば、焼酎と思われがちですが、米どころ佐賀には、きれいな水もあり、日本酒づくりの歴史があります。佐賀の日本酒は、国外の品評会等で受賞するほどの高い評価を受けており、美味しい日本酒が佐賀にあるということを知っていただくため選定しました」

7.「呼子のイカ」篇

「首都圏の方にも「透明なイカ」として知られる呼子のイカ。この魅力を改めて伝えることで、「呼子=佐賀」を想起させ、美味しい産品がある佐賀へお越しいただきたいという想いから選定しております」

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7作品すべてに助手役として登場し、ときに歌を披露する女性は、佐賀県唐津市出身のシンガーソングライター・カノエラナさんです。

歌詞の中やライブでのMC中に、自然と佐賀弁が入るカノエラナさん。今回の「佐賀さいこう!」動画シリーズを制作するにあたり、佐賀県から楽曲の制作と出演の依頼をしたところ、快諾してもらったことが助手役としての登場のきっかけとなったそうです。

ちなみに、動画の中に現れるホームズ風の探偵役は、「佐賀さいこう!」の発案者でもある、佐賀県の現職知事・山口祥義(よしのり)氏です。佐賀県を愛する2人が、探偵役と助手として佐賀県の謎に挑む。それが、「佐賀さいこう!」のPR動画なのです。

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撮影中は寒さとの闘い! 苦労して作ったPR動画の効果とは?

7作品ものPR動画を作るうえで、どんな苦労があったのでしょうか? 佐賀県広報広聴課にお話をうかがいました。

「どうすれば分かりやすく、親しみが持てるように伝えられるかという点で頭を悩ませました。特にあとで制作した明治維新150吉野ケ里歴史公園篇は、最初に制作したときよりも「ハードルが高い…」と感じましたが、その悩みも、動画にご出演いただいているカノエラナさんのオリジナル楽曲を聴かせていただいた瞬間に「これなら、いける!」と解決したように思えました」

「撮影中の苦労は、寒さと時間との格闘に尽きます。最初の5作品は1月中旬の極寒の中、次の2作品は11月下旬の晩秋に行いました。カノエさんには、寒い中、凍えながらも、どのテイクも本番で使えるような素晴らしい演奏・演技で、本当に感謝の言葉しかありません」

そんな苦労を重ねて作ったPR動画だけに、公開後の反響もかなりあったようです。

「PR動画シリーズは「第37回佐賀広告賞」で銀賞を受賞するなど、佐賀県民の皆さんにご好評いただいているところです。また、「明治維新150年篇」の公開では、ツイッターで県外の歴史ファンの方が、反応してくださったりと、佐賀県の魅力を多くの方に知っていただくきっかけとして効果が出てきていると感じています」

「佐賀さいこう!」プロジェクトは現在、この動画以外にもさまざまな取り組みをしています。昨年11月には、佐賀県出身の若手アーティストを集めたアートプロジェクト「佐賀さいこうフェス」を開催。2日間で5万3千人もの来場者を集めました。県をユニークにアピールする佐賀県の取り組みを、まずはあなたもPR動画を観るところからチェックしてみませんか?

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