天然素材の手造りお米のろうそく

2015.12.02

rd850_1509MONO_26okomerousoku1
「お米のろうそく」素材はお米のヌカから採れる蝋100%。無香料、無着色です。 2011年度グッドデザイン賞、グッドデザイン中小企業庁長官賞受賞。
1号(1匁) 20本入 定価1080円(税込)

 

古来から伝わる“生蝋手掛け製法”

近江手造り和ろうそく「大與(だいよ)」は、1914年創業の和ろうそく専門メーカーです。和ろうそくの芯は、い草の一種である灯芯草と和紙でできています。その芯を串に刺し、右手で串を回しながら、左手で溶かした蝋をすくって塗り重ねていく。これが古来から伝わる「生蝋手掛け製法」という製造方法です。

国内でこの技術を習得し、伝統を守っている職人さんは、わずか数人ほどしか残っていません。「大與」はその技術を継承し、創業時から変わらない「心を包み込むような灯り」を創り続けているのです。また、1984年には滋賀県の伝統的工芸品にも指定されました。

rd850_1509MONO_26okomerousoku2
和ろうそくは、職人さんが手造りで仕上げています。蝋をつけては乾かし、また蝋をつけては乾かす。これを何度も繰り返して、太くしてゆくのです。

 

蝋は温度、湿度、季節によって微妙に変わる

現在、広く流通している洋ろうそくの原料は、石油由来のパラフィンです。製造が簡単で安価な反面、燃やすと煤がつきやすい、蝋が垂れやすいといった難点もあります。植物由来の天然素材を使っている和ろうそくは、煤がつきにくく、蝋も垂れにくい構造になっています。手掛け製法で作られた和ろうそくの断面を見ると、木の年輪のように幾重にも重なった蝋の層が見えます。

一番外側に仕上げ用の融点の高い蝋が重ねられているので、溶けた蝋が垂れにくくなっているのです。何より、そのやさしい灯りには、人の心を安らかにしてくれるヒーリング効果があります。ろうそく作りは決して単調な作業ではありません。蝋は、その日の温度・湿度、季節の変化に応じて微調整が必要な、繊細な素材です。一人前の職人になるまで、最低でも10年の修行が必要だと言われています。

rd500_1509MONO_26okomerousoku3
新商品開発、ブランディングも積極的に推進

大與の四代目当主、大西巧(さとし)さんは、先代の父・大西明弘さんを師として和ろうそくの道に入りました。初代から綿々と受け継ぐ伝統技術を守るだけでなく、より多くの人に和ろうそくの良さを知ってもらえるよう、新たな試みにも積極的に取り組んでいます。

2011年には自らデザイン、プロデュースしたお米のろうそくがグッドデザイン賞・グッドデザイン中小企業庁長官賞を受賞しました。2014年には、創業100年を機に、大阪を拠点に活動するデザイン集団graf(グラフ)と、ブランディングに取り組み、新ブランド「hitohito」を立ち上げるなど、和ろうそくの可能性を広げ続けています。

rd500_1509MONO_26okomerousoku4
和ろうそくのポストカード「灯と人と」。大沼ショージさんの写真と白井明大さんの詩「灯と人と」が収録されています。定価216円(税込)

 

近江手造り和ろうそく 大與
住所:滋賀県高島市今津町住吉2-5-8
電話:0740-22-0557
http://warousokudaiyo.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=1229844&csid=0

「大與」紹介動画
https://vimeo.com/92291630

YouTube動画
https://www.youtube.com/watch?list=PLA7BD539ED66503FD&v=mawjya_tEJo

 

 

Area