恵比寿「gozzo」:「メイドインジャパン見つけた」 vol.4 渡辺ゆり子

2016.02.28

 

日本の伝統料理を再構築した風土レストラン

去年から“かなりこだわりのレストランだけ”に一緒に行く仲間から連絡がありました。

チーム・岡山TETTAです。

今晩のこだわりレストランは、恵比寿の「gozzo」。

岡山の日本ワイン「TETTA」のオーナーであるT氏が、“行きたかった!”というその理由は、日本人にとって、おなじみの郷土料理をモダンなアレンジでフレンチ風にしているから。しかも、あのTAKAZAWAの高澤義明氏が監修しているとのこと。

メニューを見ると、食べたくなってしまう名前が色々。

ブリ大根、和牛のタタキ、豚汁、オムレツ、たこ焼き、やきとり、しょっつる鍋、お茶漬け、カレー、天ぷら、チキン南蛮、すき焼きなどなど。日本人なら誰でも好きなメニュー名が勢揃いしています。

生ハムやチーズはすべて日本国産のもの。もちろん、日本ワインのリストも!

とりあえず、いつもの如くシャンパーニュで乾杯しながら、これ食べたい、これも面白そう、何これ? みたいなとても楽しいメニュー選びタイムが始まりました。

「gozzo」は“ごっつぉ”と呼び、新潟を含む東北地方の“ご馳走”を意味する方言なのだそうです。

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店内に入るとワインセラーとバーカウンター。

そしてシンプルだけど居心地の良さそうな客席。今回は奥の赤いソファ席です。

好みとしては、一番座り心地が良さそう。

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もちろん、お箸でいただきます。テーブル花は、日本花の撫子。お花の種類までこだわるお店は少ないから、花デザイナーの私にとっては嬉しい気配りです。

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“アミューズ”

右の白いレンゲにのっているのがライスコロッケ。左が安納芋のポテトサラダ、黒トリュフ掛け。おなじみの品がおめかししています。

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“厳選国産生ハム”

秋田県の純国産、白神生ハム。日本の生ハムも捨てた物ではありません。生ハムって、スペインやイタリア物が多いけど、日本産もがんばってます。

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“冷製  ブリ大根”

ブリと色々な大根薄切りのサラダ仕立て。色もカラフルでおしゃれなサラダは、とてもブリ大根とは思えません。

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“たこ焼きのキッシュ仕立て”

キッシュ型で焼いてあるだけで、こんなにも雰囲気が変わります。

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“わかさぎのフリット 桜と抹茶のデッサン”

カリッとあげたワカサギの横に、色もきれいな桜塩と抹茶塩が絵(デッサン)のように。

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“熊野地鶏のチキン南蛮4種の和風タルタルと“

いぶりがっこ、紅ショウガ、辛子蓮根、シバ漬けの入ったタルタルソースです。

紅ショウガやシバ漬けがソースになる驚き。

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“日向牧場チーズ工房のフォルツァを使ったカルボナーラ”

大好きなカルボナーラ。日本のチーズも絶賛進化中です。

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“スキヤキ”

見てびっくり。す、き、や、き。です。

和牛に玉葱、きのこ、春菊、豆腐のピュ–レが添えられています。

ポーチドエッグの黄味をタレに。

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TETTAワインの醸造責任者K氏がセレクトしたワインは、これ!

勝沼ダイヤモンド酒造の「ますかっと ベーリーA 2012」。

日本ワインに興味津々だったから、入手困難なワインを頂けてラッキー。

日本の食文化を探求しながらも、その解釈を違う視点から再構築し、フレンチのエスプリを加えるという日本人にしかできない発想のお料理の数々。

改めて日本の食文化は世界に誇れるバラエテイーと奥深さがあると事を再認識させられます

gozzoのシェフはパリでの修行も積んだ明治大学文学部卒の森田章平氏。

ごちそうさまでした。

 

Gozzo
住所:東京都渋谷区恵比寿2-6-30
電話:050-5590-0559(予約専用)/03-5793-5011
営業:ランチ 11:30〜15:00(L.O 14:30〜)/ディナー 18:00〜23:00(L.O 23:30〜)
定休日:日曜、第1、3月曜

 

取材・文/渡辺ゆり子

 

【渡辺ゆり子の〈メイドインジャパン見つけた〉】一覧記事はこちら
http://www.premium-j.jp/yuriko-watanabe/

 

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《プロフィール》

渡辺ゆり子

食空間のトータル・コーディネーター。その範囲は、テーブルコーディネートからフラワーアレンジメント、インテリアデザインに及ぶ。フランス開催のアートフローラル国際コンクールで日本人初の優勝。
シュバリエ ド シャンパーニュ 叙勲。

「LEON」にて「オヤジのトキメキダイニング」を2002年より連載、同誌最長の14年目に突入。
2016年10月末に新刊『小さな家を素敵に変えるアイデア』(講談社)が発売。

 

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