一日一組限定の日本料理店、銀座「東家」

2016.03.28

 

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名店を渡り歩いた料理人が決めた道は、定番の再構築

銀座とは思えない静かな空間、こぢんまりとした雅な店構えの日本料理店「東家」。店主の坂内晃さんは、銀座「小十」、六本木「龍吟」、フレンチの「ランベリー」など名店を渡り歩き研鑽を積んできました。そして、これからの日本料理の未来を担う料理人としても期待されている存在です。

坂内さんの料理は、定番の妙。修行時代に「小十」の奥田透氏、「龍吟」の山本征治氏、二人の天才を目の当たりにし、「自分は凡人だ」と思った坂内さんが辿りついた道が、定番であり古典の再構築だったのです。

「いろんなお店が定番といわれるものをつくっているなかで、たとえば、東家の胡麻豆腐おいしいよね、と言っていただけることでいいかと思ったんです。それもある意味個性かと。落語にしても歌舞伎にしても、演目は同じだけれど役者によって味わいは違ってきますよね。だから、背伸びせずに、定番というものをきちんとやっていきたいと思っています」

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