出張専門・オーダーメイドのおむすび屋「山角や」:「お米が主役」vol.26 柏木智帆

2016.04.26

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ほんのりあったかごはんがおいしいブレンド米

おひつから取り出したごはんを、丁寧に、丁寧にむすぶ。できたおむすびは、ころりとして可愛らしく、作り手の「おむすび愛」を感じます。

4月に東京・代官山で開かれたイベントに出店していたのは、出張専門のオーダーメイドおむすび屋「山角や」。主宰でむすび手の水口拓也さんは、注文を受けると、すぐさま目の前でおむすびをつくってくれます。

この日のメニューは、「塩むすび」をはじめ、「ネギ味噌大葉巻」「焼鮭の甘酢漬け」「梅こんぶ」「明太子しらすパクチー」「うずらたまごの漬け」など、オリジナリティ溢れるおむすびたち。大きめの米粒がキラキラと光輝くおむすびは、1粒1粒が際立ち、ふっくらとしていながらしっかりとした食感。「ザ・おむすび米」と讃えたくなるようなこのお米は、東京都墨田区のお米屋「隅田屋商店」にブレンドしてもらったそう。「柔らかめな宮城県のひとめぼれを7割、硬めな富山県のコシヒカリが3割。このブレンドによって、ふっくらしているけれど外側は粒感がある、しっかりとしたお米を実現しています」と水口さん。「冷めてもおいしいですが、ほんのりと温かい状態のときが一番おいしいブレンド米です」。

「塩むすび」は、しっかりと効いた塩気がお米の甘さを引き立て、お米そのものと向き合えるおむすびです。醤油にダイダイという柑橘の絞り汁を混ぜたオリジナルポン酢に焼鮭を漬けた「焼鮭甘酢漬け」は、醤油の風味が際立つしっかりとした味付け。鮭の旨みがぎゅっと詰まりながらも後味スッキリ。大葉の風味も爽やかで、暑い夏の時期でも食べたくなりそうです。

他にも、塩昆布と梅干しを入れた「梅こんぶ」や、醤油漬けのうずら卵と大葉を合わせた「うずらたまごの漬け」など、斬新で「なるほど、ごはんに合う!」と膝を打つメニューが並びます。

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