~トマトに合う塩~:「本日もいい塩梅」vol.7 青山志穂

2016.06.24

Freshly sliced tomato on black slate stone background

トマトを塩で食べる

前回の記事で塩の味は成分や形によって異なるということをご紹介しました。今回は、これからの時期特においしくなるトマトに合う塩をご紹介します。最近はさまざまな品種のトマトが流通するようになり味わいも色々ですよね。品種によっておすすめの食べ方は異なりますが、生食向けのトマトは、これから暑くなる季節はシンプルに「冷やしトマト」がおすすめ。

シンプルにトマトと塩だけで食べる時は、かける塩によって、トマトの甘みが引き立ったり、うまみが引き立ったり、青いフレッシュな香りが引き立ったりと、口に入れて味わった時に感じられるトマトの味わいが大きく変化します。つまり、塩を変えるだけで、同じトマトがいくつもの味で楽しめてしまうのです。ぜひ、お試しください。 rd850_-Sio07_02

トマトに合う塩とはどんな塩か

食材と塩を楽しむ時のポイントは、「食材と塩の中に似ている特徴があるもの同士を組み合わせる」こと。鉄分を多く含む食材と合わせるなら、鉄分を多く含む塩を合わせてあげる。そうすると、少しの量の塩で、食材のうまみや甘味をしっかりと引き立ててくれます。たとえば牛肉なら、鉄分を多く含んだピンク色の岩塩や、鉄釜で煮詰めて結晶させた海水塩などと合わせるのがおすすめです。

では、トマトに合う塩は?というと、品種にもよりますが、基本的にはうまみと酸味、甘味が大きな特徴です。そこで、トマトに合わせる塩も、うまみが強く、酸味があり、甘味を感じられるような塩を選びます。前回の記事に書いたように成分をベースに選ぶのももちろんいいのですが、よくわからない時は、完全天日塩を選ぶとうまみと酸味が強い塩が多い傾向があります。今回は、日本では珍しい完全天日塩を2つご紹介します。

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