グルメ

「本日もいい塩梅」vol.28

ボジョレーにもピッタリ!ワイン風味のお塩:塩キュレーター 青山志穂

2016.11.18

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国産ワインの興隆とともに誕生

塩のジャンルの一つに、塩とハーブやスパイスなどをブレンドした「シーズニングソルト(調味塩)」があります。塩そのものだけでも十分に楽しいのですが、シーズニングソルトは、食卓に彩りを加えて華やかにしてくれますし、はっきりとした香りがあるものが多いので、料理に風味をプラスしてくれたりと、持っていると楽しい“塩仲間”です。

そんなシーズニングソルトの中でも近年流行しているのが、海水と一緒に原料を炊いて、塩の結晶の中に風味を閉じ込めたタイプのもの。今回は、ボジョレーヌーボーの時期に合わせて、その中でもぶどうの風味のシーズニングソルトをご紹介します。数年前までは海外産のものしかありませんでしたが、国産ワインの盛り上がりに伴って、国産のぶどうを使ったぶどう塩が生産されるようになりました。料理をこのぶどう塩で調味すれば、ボジョレーヌーボーと相性の良い料理ができあがります。

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山形県産山ぶどうを使用「赤ワイン塩」

醸造後に残るぶどう果皮を活用した山形県産の赤ワイン塩。ベースとなっているのは、滋養豊かな鳥海山の伏流水の恵みの影響を受けた海水を原料に、釜で煮詰めて結晶させた「酒田の塩」。はっきりとした酸味とさらりとした甘味が特徴の塩です。そこに、山ぶどうの果皮を加えて一緒に煮込んでいるため、結晶の中にも赤ワインが浸透しています。塩の酸味に加え、山ぶどうのほのかな甘さを感じることができます。ローストビーフやチキンソテーに添えて提供するだけで、食卓がぱっと華やかになります。また、かぼちゃやにんじんなどの加熱すると甘くなる野菜を使ったサラダにもおすすめです。製造工程やぶどうの品種によって、色は薄い紫から濃い紫など、変化しますが、それも手作りの塩の楽しみの一つです。

 

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