日本漬物紀行のススメ。特産品や風土を生かしたバラエティ豊かな日本の漬物たち

2017.02.18

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優秀なごはんのお供として昔から日本で食べられている「漬物」は、全国各地で作られています。漬物は、それぞれの地域で収穫できる特産品を使用したもの、気候に合った製造方法で作れたものなど、種類がとっても豊富。今回は各地の漬物の特徴をご紹介。好みの漬物が見つかれば、ごはんが何杯でも食べられちゃうかも。

上記イメージの画像出典:Jun OHWADA / 漬け物 (from Flickr, CC BY 2.0)

海産物を使った漬物が多い「北海道地方」「北陸地方」など

豊かな海の恵みを享受できている北海道、北陸などの地域では、漬物にも海の幸を使ったものがあるのが特徴。北海道で有名な漬物といえば、細切りにした昆布とスルメイカを醤油などに漬け込んだ「松前漬け」ですよね。

中にはアワビが入ったものや数の子が入ったものなどいくつかのバリエーションがあり、「純粋に昆布とイカだけのやつが好き」「松前漬けは数の子が一番うまい」など好みも分かれているようす。

また、北海道には紅鮭とイクラを糀で漬けた「石狩漬け」も人気で、ごはんのお供としてだけではなくお酒のつまみとしても食べられています。

そして、寒ブリや越前ガニ、のどぐろなど有名な海鮮がたくさんある北陸には、塩漬けしたカブの間にブリの切り身を挟み、糀に付けた漬物「かぶらずし」があります。

北陸の冬を代表する「かぶらずし」に対しては、「まさに冬の風物詩! 外せない」「めっちゃ美味。特におばあちゃんが作ったやつ」という声が上がっており、地域住民のハートを鷲掴み。「正月には欠かせない」という声も多く見られました。

特産野菜の素材そのままに!「甲信越地方」「中国・四国地方」など

長野県の「野沢菜」、静岡県の「ワサビ」、広島県の「広島菜」、高知県の「生姜」など、地域の特産野菜を塩や醤油、酒粕などに漬け込んだ漬物は各地に存在します。何種類かの野菜をいっぺんに漬けるのではなく単品で漬けているので、素材そのものの美味しさがギュっと凝縮されています。単品なのでアレンジしやすく、中には「野沢菜と明太子で作ったパスタ、めちゃウマ」「肉巻き広島菜のフライをよく作ります」といった風にアレンジを楽しむ人もいるようです。

また、愛媛県の「緋の蕪」をダイダイ酢で漬けた「緋の蕪漬」、鳥取県の「砂丘らっきょう漬」などもシンプルな美味しさが楽しめますよ。

美味は気候が作り出す「東北地方」「九州地方」など

秋田県を代表する「いぶりがっこ」は、雪深い地方の保存食として親しまれてきた沢庵漬けに似た漬物。降雪中は外に野菜を干せないため、囲炉裏端に大根をつるして保存していたことから誕生したと言われています。

一方、温暖な気候の九州地方には、カリカリになるまでしっかりと干した大根を調味液に漬けた「つぼ漬け」があります。鷹の爪を入れてピリリと味を引き締め、発汗を促す効果も期待できるとのこと。

上に挙げたもの以外にも、奈良県の「奈良漬け」、福岡県の「高菜漬け」、東京都の「べったら漬け」など、たくさんの漬物がある日本。旅行の際には、自分が住んでいる地域以外の漬物を楽しむのもオツなものです。

 

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