冷めても美味しい?「おひつ」でご飯を美味しくキープするための秘密とは

2017.04.25

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4月10日に放送された『有吉ゼミ』(日本テレビ系)で、落語家の林家たい平師匠とアナウンサーの水卜麻美が、日本に古くから伝わるキッチンアイテムの1つ「おひつ」の手作り体験に挑戦。おひつの素晴らしさを伝える企画内容に、SNS上では「おひつに入ったおにぎりがめっちゃ美味しそう」「おひつのごはんって冷めても美味しいんだよね~あの味は忘れられない」という声が上がりました。

上記イメージの画像出典:Shunichi kouroki / 北海道の帆立を贅沢に使ったご飯 (from Flickr, CC BY 2.0)

なんで「おひつ」で美味しいご飯がキープできるの?

そもそも「おひつ」とは、ご飯を保存するために作られた木製の入れ物。炊飯器がない時代には釜でご飯を炊いていたのですが、そのまま放置しているとご飯がカピカピに…。そのため、おひつに入れることで冷めても美味しいごはんを長時間キープしていたのです。

でも「なんでおひつに入れるだけで美味しいごはんが食べられるの?」と不思議に思いますよね。木材は基本的に加工された後でも、水分を吸収したり吐き出したりしています。おひつの中にご飯を入れることで、木がお米の水分量を適度に調整してくれるので、美味しい状態を保つことができるというわけ。

たとえば、これまでにお弁当のごはんがベタついていると感じたことはありませんか? これは温かいお米を密閉することで、冷めた時に蒸発しきれなかった水滴がご飯に戻ってしまうため。しかしおひつに入れておけば、炊き立てのご飯の水分を吸収してくれますし、時間が経ってご飯の水分量が減ってくれば加湿してくれるので、美味しく食べられるのです。

美味しく保存するためのおひつのお手入れ方法

おひつの効果を最大限に発揮するためにはお手入れが大切。2つのポイントをおさえて、おひつを正しく使いこなしてみましょう。まず1つ目は汚れをキレイに洗い落とすこと。汚れをしっかりと取り除いておかないと、菌が繁殖する原因になります。また木材には細かな凹凸があるので、スポンジよりもたわしを使うと汚れが落ちやすくなります。

2つ目はしっかりと乾かすこと。木材は水分を吸収しやすい素材なので、生乾きの状態が続くとカビが発生しやすくなります。風通しの良い場所で乾かすのはもちろん、洗った後に熱湯をかけることで早く乾かすことができますよ。

様々な種類が登場しているおひつ

木製が主流のおひつですが、その種類は実に様々。木の香りが食欲をかきたてる「ヒノキ」や「スギ」をはじめとして、殺菌作用のある「さわら」などが人気です。また現在ではプラスチックやセラミック、陶器製のおひつも登場。冷蔵庫保存や電子レンジでの使用がOKのものが多いので、使い方もお手入れも簡単です。

入れるだけでご飯を美味しく保存できる「おひつ」。木製おひつで美味しいご飯を自然にキープしても良し、新素材おひつで手軽におひつ生活にチャレンジしてみるのも良いですね。

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