12月5・6日、吉祥寺にて在来・固定種野菜のファーマーズマーケット&イベント「種市」開催

2015.11.29

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旅する八百屋「warmer warmer」高橋一也氏の「種採り古来種野菜」への熱き想い

2015年12月5日(土)・6日(日)、武蔵野市吉祥寺で第5回「種市」が開催されます。「種市」とは、日本で現在流通している野菜の中で、ほんの1%にも満たない「在来種」「固定種」の野菜を守り、育て、残し、伝えていく取り組みの一つとして、全国の生産農家から集めた野菜と種の直売や、それらを使った料理やパンや菓子の提案、そして、野菜の今を語るトークイベントなどが盛込まれた、野菜づくしのイベントです。

そもそも「在来種」「固定種」「古来種」「種採り」と聞き慣れない言葉が野菜に冠されている理由を、「種市」共同ディレクターで八百屋「warmer warmer」代表 高橋一也氏にうかがいました。

「在来種」に相対する言葉は「F1種」。現在流通している99%以上の野菜が、品種改良によって生み出された商業品種の「F1種」だそうです。一般の農家では毎年新しい種(F1種)を買い、野菜を育て、市場に出荷しています。

一方「在来種」は農家が先祖代々毎年種を採り、手間隙をかけて作り続けて来たおかげで今に残る希少な種。人の願いや想いが受け継がれている野菜です。各地方の歴史や文化に守られ、その土地独自の風土で育まれた野菜は味も形も多様で均一ではありません。そのため大量生産や流通は難しく、農家の古老が自産自消程度に細々と作り続け、奇跡的に八百年も種が守られている野菜もあるのです。

高橋氏は、日本の各地にわずかに残っている「古来種」の栽培農家を探し当て、その野菜たちを集め、一人でも多くの消費者に届けようと東奔西走している「旅する八百屋」なのです。

 

味も形も個性派揃い。ストーリーを持つ野菜たち

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「五木赤大根」は「五木の子守唄」で有名な熊本県五木村に伝わる、皮も葉も茎も真っ赤な大根です。「平家大根」とも呼ばれ、九州山地の平家の落人の集落で栽培されていたことからこの名が残っています。地元では秋冬には、鮮やかなピンク色の酢漬けにして食べられています。

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「勝間南瓜(こつまなんきん)」は、小ぶりでいかにも南瓜らしい形が可愛らしい、なにわの伝統野菜です。皮は熟すと緑色から赤茶色に変わります。大阪府玉出の生根神社では、毎年冬至の日に無病息災を祈願する「こつま南瓜祭り」が開催され、いとこ煮(南瓜と小豆の煮物)が振る舞われます。小柄で色気と愛嬌のある女性を「こつまなんきん」と例えることもあるそうです。

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季節の「古来種野菜」はメールオーダーで宅配可能。
本来の野菜の味はシンプルな調理法と調味料で活きる。

「warmer warmer」ではホームページ上のオンラインショップからメールオーダーすると、10〜12種類の季節の古来種野菜を1セットにして宅配してくれます。何が入っているかは、その時のお楽しみです。スーパーなどではお目にかかれない珍しい色や形の野菜もあるので、どのように調理してよいか戸惑うかもしれません。でも、本来の強い香りや濃い味を持った野菜は、生で、あるいは蒸して塩をふるだけでも充分に美味しいので、かえって手間がかかりません。調理調味ともにシンプルにすると、野菜の持ち味が引き立ち食べ飽きることがないのです。

未来を担う子供達に、安心安全で美味しい本来の野菜の味を知って欲しいと願う高橋氏が厳選した、大地のパワーが丸ごと詰まった「古来種野菜セット」は、家族の日常の食卓を豊にしてくれるだけでなく、出産、入園入学のお祝いギフトとしても好適品ではないでしょうか。子供の成長を祝う心のこもった贈り物として必ずや喜んでいただけるものになるでしょう。

 

「種市」公式ホームページ
http://www.organic-base.com/topic/tane/

「warmer warmer」
http://warmerwarmer.net/