100年の時を身にまとう「煤竹波網代(すすたけなみあじろ)バック」

2016.01.27

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網代編みの巨匠・渡辺竹清の技

100年にも及ぶ人の営みが育んだ煤竹(すすたけ)は、建築素材の一つとして、天井裏で囲炉裏に燻され、そこで暮らす人々の日々の生活を見続けてきました。しかし、煤竹は時代という流れの中で忘れ去られ消え去ろうとしています。そんな煤竹に新しい命が蘇ります。

人は昔から身近な竹を材料に様々な道具を作ってきました。その技を今に受け継ぎ、網代(あじろ)編みでその竹を操る「渡辺竹清」。渡辺竹清は現代の網代編みの巨匠といわれており、その技術は他の追随をゆるさないほどです。その芸術的な技術で創りあげる煤竹のバッグは、100年という時間を身にまとい、建築素材でしかなかった竹に新しい命を吹き込みました。

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入手困難な煤竹を存分に使った一品

竹は不思議な素材です。青いままでは弾力性はあるものの耐久性に欠けます。長い時間をかけて十分に乾燥した竹は硬く耐久性が増します。煤竹は竹にとって結果的に理想的な乾燥方法であったといえます。

同時に煤の当たり具合、使われていた場所、色々な条件が煤竹に独特の景色を写します。しかし、茅葺き屋根の家屋が姿を消しつつある現代、良質な煤竹は入手が極めて困難な素材だといえます。

そんな、煤竹を惜しげもなく使い、生かし切ったこのバッグには、当然のように高価な値段がつきます。しかし、値段だけがものの価値を判断する基準ではないはずです。単純に「良いものは良い」と心に響くことが、ものを手にするときの正直な気持ちだと思います。

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見る方向や光によって様々に表情を変える「波網代編み」

渡辺竹清の「煤竹波網代バック」には、単に竹を網代に編むだけでなく、そこに自然の波を表現し、生き生きとした風景を私たちに見せてくれます。さり気なく手にすると、持つ者に訴えかける悠久の時が手に伝わってくるようです。和にも洋にも、その時代と場所を超えて存在感を示します。

「波網代編み」は見る方向や光によって様々に表情を変えます。バッグが見せる表情を感じながら、お出かけのお供にできる幸せを感じてほしいのです。持ち手には、雪国の山間にしか生えないとされる細く肉厚の「鳳尾竹」の燻竹が使われています。バッグといえども、どこまでも自然の素材にこだわり、自然が見せる艶やかさを生かした美の集大成といえます。

 

「渡辺竹清作 煤竹波網代バック」
価格:(特小)22万8000円、(小)23万8000円、(大)24万8000円(全て税抜き)

■お問合せ
虎斑竹専門店「竹虎」
電話:0889-42-3201
http://www.taketora.co.jp/fs/taketora/ba00026
写真:©虎斑竹専門店 竹虎

 

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