天然切り出しの「かまど七輪」で粋なアウトドアを

2016.01.31

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 熱効率抜群の七輪に、かまど型が登場

手軽に炭火焼ができることもあり、BBQなどのアウトドアシーンでよく目にする七輪。普通の七輪は円形の器状を想像するかと思いますが、側壁がカットされ、便利になった”かまどタイプの七輪”をご存知でしょうか。石川県奥能登の歴史ある七輪工場で作られる七輪本舗の「かまど七輪」です。

かまど七輪は、網や鍋を置いたまま薪を焚べることができ、火力調整が容易。直径32センチの少し大型で、他にはないその便利さが魅力の切り出し七輪なのです。

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職人技が冴える切り出し七輪

かまど七輪を含めた切り出し七輪は、石川県珠洲市にある全長500メートルにも及ぶトンネルの奥深くから切り出した天然珪藻土を切り出し、ひとつずつ職人が削って作られています。天然の切り出し七輪を手がけるのは、昭和初期から珠洲市で七輪を製造し続ける老舗の「能登燃焼器工業」です。

切り出してきた良質な珪藻土を手作業で削るのは、この道50年の職人、道下久一さん。たくさんのノミを使い、ひとつひとつ手作業で削り上げています。美しい仕上がりは、さすがの熟練技。削られた七輪は窯で2日昼夜かけて焼き続けられ、どぶ付け塗装、磨き上げ、金具の取り付けをし、完成。どことなく味があり、温かみが感じられる出来上がりですよね。

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日本伝統調理器具を日常に

昭和初期、七輪は庶民の生活に欠かせない存在でした。特にかまどや囲炉裏のない都市部では、ご飯を炊くのも煮物も焼き物もすべて七輪。ところが戦後の高度成長期にガスコンロが普及し、いつの間にか少数派になってしまいました。そんな七輪ですが、今日では、熱効率もよく手軽ということもあり注目されています。

アウトドアシーンでは鉄製のバーベキューコンロを囲むのではなく、あえてアナログな七輪に原点回帰する。今の時代、これこそが贅沢で粋な調理道具と言えるのではないでしょうか。

「かまど七輪」

価格:1万4000円(税抜き)

■お問合せ
能登燃焼器工業
http://www.fnw.gr.jp/7rinhonpo/shopping/do-7rin/do-7rin.htm

 

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