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世界に誇る日本の“用の美”。山田工業所の「打出フライパン」

2016.05.28

 

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世界も認めるプレミアムなフライパン

フライパンはどの家庭にもある調理道具ですが、その中でも特別に注目されており、評価がずば抜けて高い製品があります。それが神奈川県にある山田工業所が製作するフライパンです。普通フライパンといえばプレス加工で製造されますが、山田工業所のフライパンは職人が一つ一つ鉄板を打ち出して製作しています。

一つのフライパンを製作するのに約5000回もたたき上げなければなりませんが、手間暇かけて製作されたフライパンは世界が注目する製品となっています。

山田工業所はもともと中華鍋の製造で評価されたメーカーです。その「打出中華鍋」は、油なじみが良く、熱伝導に優れ蓄熱効果も高いということで、一流の中華料理シェフに支持されました。一説によれば横浜中華街でのシェアが8割にも達するといわれ、また「これでなければ駄目」と中国人がわざわざ購入に訪れるほどだそうです。

山田工業所はその打ち出し技術を用いて優れた製品を生み出しています。合羽橋で調理器具を販売している「飯田屋」(大正元年創業)の飯田結太専務取締役にうかがったところ、山田工業所の製品の中でも、特にプレミアムなフライパンがあるとのこと。それが「VitaCraft Pro 打出フライパン」と「九十九打出フライパン」です。

ちなみに飯田氏は、約8000もの調理器具を扱う飯田屋の6代目であり、恐らく日本一調理器具に詳しいクッキングアイテムの目利きです。

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