江戸時代から継承する産業を、現代の贈り物にするプロジェクト

2016.07.20

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江戸時代から根付く、菰づくり産業

お喜びの席にて乾杯のひとときを演出する行事、「鏡開き」。それは菰(こも)を巻き付けた酒樽の蓋を木槌で割って開封するという、めでたい行事に欠かせない、日本の伝統文化です。

その歴史は古く、江戸時代に遡ります。当時、名醸地の酒樽は江戸に運ばれていました。初期は馬の背に積んで運ぶ方法が主流でしたが、中期になると船積みが中心になり、藁の菰で包んで輸送するようになりました。その酒樽のことを菰樽(こもだる)といい、この頃より、菰樽や菰づくり産業は、この尼崎に根付きはじめたのです。

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菰樽をもっと身近に感じてもらう、プロジェクト

やがて菰樽には、銘柄を区別するために商標を入れる、印菰(しるしこも)をするようになりました。それは習慣となって、同じくここに根付いていきました。今でも全国の印菰の多くは、尼崎で行われているのだそうです。

このように継承してきた産業を、未来に残したい。現代でも、この産業を身近に感じてもらえるように、手のひらサイズの贈り物に置き換えよう!と、立ち上がったプロジェクトがありました。

菰樽の地、尼崎生まれのそれが、「こもらぼプロジェクト」です。

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