メイドインジャパンの真髄を世界に発信「クラフトデザインテクノロジー」

2016.08.14

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新しいステーショナリーの世界観を創造

クラフトデザインテクノロジー(CDT)は、日本を代表するクリエイティブ・ディレクターのAZZAMI氏が2005年に立ち上げた日本の文具メーカー8社による統一ブランドです。

インテリアデザインやプロダクトデザインのフィールドで活躍している鄭秀和氏が率いるインテンショナリーズと雑誌モノクルや、Wallpaperの創設者であるタイラー・ブリュレ氏のWinkreativeがデザインを担当しています。

その立ち上げのきっかけは、日本のテクノロジーで作った日本のモノにデザインという魔法をかけて、世の中に問う、という『仕掛け』ができないか。ファッションやデザインというものと融合させて、新しいステーショナリーの世界観を、売り場も含めて創り出せないかという思いでした。

そして、このAZZAMI氏の思いつきに応じたのが、筆記用具は「ぺんてる」、印鑑は「シヤチハタ」、ハサミは「ライオン事務器」、糊なら「ヤマト」、定規は「サンスター文具」などいずれも一流のテクノロジーを誇る老舗メーカーだったのです。

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日本の伝統を受け継ぐモノ作り

クラフトデザインテクノロジーは、そのブランドがモノを作り、ブランドとして生き続けるためにデザインコードを構築しています。

たとえば色は、日本の伝統色が使用されており、鉛筆のように長く使うものには、目に優しく、飽きの来ない、生命の息吹を感じさせる新芽の色、白緑(びゃくろく)を使用採用する等、製品の特性を考慮し、選択されているのです。

そしてCDTの特徴的なグラフィックパターンは、江戸時代から使われてきた真田紐の織り目の美しさをモチーフにしたオリジナルパターンなのです。

真田紐は、古くは刀の柄の部分や帯留め、現在では茶道具等を納めた桐箱を結ぶために使われている日本の伝統工芸品です。このようにCDTは日本のモノ作りの伝統をしっかりと受け継いでいるのです。

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