10月1日(日)から開催、待望の草間彌生美術館オープンにともなう開館記念展

2017.09.01

Portrait of the artist

日本を代表する世界的前衛芸術家である草間彌生の美術館が今年の10月にオープンします。
草間彌生美術館は、草間氏の作品および関係資料の展示を通じて草間芸術の普及振興を図り、芸術全般の発展に寄与することを目的に設立されるもの。
年2回、草間氏の作品のコレクションを展示する展覧会のほか、講演会なども開催されます。草間氏が作品を通じて繰り返し訴えてきた「世界平和」と「人間愛」というメッセージを広く世界に伝え、老若男女問わず、人びとが現代美術に慣れ親しむことを目指します。
開館に伴い、記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」を2017年10月1日(日)から2018年2月25日(日)に開催します。
最新絵画シリーズ「わが永遠の魂」16点を中心に、同シリーズの先駆けとなるモノクロドローイングのシリーズ「愛はとこしえ」27点を展示。さらには、本展のために制作された最新インスタレーション作品や新作のかぼちゃ立体作品など、進化し続ける草間氏の最新作がお披露目となります。

 

本展のみどころ

■展示会の壁面を埋め尽くす「愛はとこしえ」シリーズ
2004年からの3年間に渡りフリーハンドで描いたドローイングを版画にした連作50点のうち、27点が2階展示室の壁面にぐるりと展覧されます。黒のマーカーペンで描かれるモノクロの画面では、線や水玉などの抽象的な形象の反復、集積といった草間芸術の代表的要素と、本作以降顕著に現れる宇宙人のような不思議な形態のユーモラスなキャラクターなどの楽し気な具象的イメージが見事に融合。タイトルの「愛はとこしえ」は草間氏がこれまでに何度となく作品に名付け、訴え続けてきた生命賛歌のメッセージ。作家の世界に発信する愛を感じられる作品です。

WAKING UP IN THE MORNING [TQSTW]
「朝のめざめ[TQSTW]」
2007年
シルクスクリーン・キャンバス
130.3×162 cm
©YAYOI KUSAMA

 

■未公開最新作を含む「わが永遠の魂」シリーズ
鮮やかな色彩あふれるアクリル絵画「わが永遠の魂」は、2009年に着手され、現在も描き続けられている大型の絵画連作。現時点で530点を超える草間氏最大の作品です。本展では、未公開作品を含む選りすぐりの16点を3階展示室に展示。ダイナミックに抽象と具象を自在に行き来する本作は、同氏が展開してきたスタイルや要素が目まぐるしく混在する集大成。飽くなき挑戦を続ける作家の無限の創造性がそこにはあります。

I LOVE EYESJPG
「わたしの大好きな眼たち」
2013年
アクリル・キャンバス
194×194 cm
©YAYOI KUSAMA

 

■本展初公開の最新ミラールーム「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」
1965年に初めて鏡を使った作品「無限の鏡の間-ファルスの原野」を制作・発表して以降、ミラールームは同氏の代表的な作品シリーズの一つです。鏡の反射により無限に反復するビジョンは、空間が永遠に広がっていくような感覚を観客に与えます。本展のために制作された最新のミラールーム「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」は4階展示室に展示されます。

PUMPKINS SCREAMING ABOUT LOVE BEYOND INFINITYJPG
「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」
2017年
サイズ可変
©YAYOI KUSAMA
[参考図版]

愛によって世界を救済しようという草間彌生の思想を存分に感じられる「草間彌生美術館」は国内はもちろんのこと、海外からも高い注目を集めること必至です。

 

 

草間彌生美術館開館記念展「創造は孤高の営みだ、 愛こそはまさに芸術への近づき」

開催施設名:草間彌生美術館
      〒162-0851 東京都新宿区弁天町107
開催期間:2017年10月1日(日)~2018年2月25日(日)
※12月25日(月)~1月17日(水)は冬季休館
開館日:木〜日曜日および国民の休日
入場時間:1日4回の入れ替え制(①11:00/②12:30/③14:00/④15:30)
http://www.yayoikusamamuseum.jp/

 

関連プログラム

講演会
日時:10月22日 (日)14:30
講演者:健畠晢(館長)
場所:3Fギャラリー
料金:聴講無料(予約不要)

学芸員によるギャラリートーク
日時:10月7日(土)14:30
   10月28日(土)14:30
場所:集合場所は当日の案内
料金:聴講無料(予約不要)