三千本もの竹灯籠と幻想的な雲海を眺め、新たな年に思いを馳せて

2017.12.29

清水寺竹灯篭1

福岡県宮若市の山あい、黒丸地区にある清水寺にて12月30日・31日の2日間竹灯籠イベントが開催されます。

清水寺、と聞くと多くの人が京都をイメージするのではないでしょうか。福岡県宮若市の清水寺は750年に聖武天皇の勅願所として行基が建立したとされ、本堂に安置されている木造十一面観音菩薩坐像(鎌倉時代)は、福岡県重要文化財にも指定されています。この由緒あるお寺で12月30日、31日の2日間行われる「竹灯篭」は地元の有志「黒丸村おこしの会」が灯篭制作を手掛け、1本1本手作業で竹に飾り彫りが施されます。東日本大震災をきっかけに「この黒丸から日本を応援したい」とはじまった地域おこしのイベントが、いまや清水寺の年越しイベントとして定着しました。山深くにあるお寺にもかかわらず、毎年多くの人が訪れます。

清水寺竹灯篭3  清水寺竹灯篭5

日暮れになるとロウソクに火が灯され、3000本もの竹灯篭の火が新年を迎えるまで揺らぎ、あたりは一気に幽玄の世界へと引き込まれます。

清水寺は西山の中腹約200メートルの高さにあり、眼下には盆地が広がります。山間部のため放射冷却が起こりやすく、前日が雨などで湿度が高くなると早朝には幻想的な雲海が見られることもあり、毎年元日には初日の出をおさめようと多くの人が集まります。

清水寺竹灯篭2

大晦日の夜は竹灯篭の灯りを眺めながら静かにこの1年を振り返る。そして元日には雲海から昇る初日の出を拝む…。古き良き日本の景色を目に、心に焼き付けて、新たな1年に思いを馳せてみては。

 

清水寺竹灯籠
福岡県宮若市牛丸1558 清水寺境内
平成29年12月30日(午後5時から9時まで)、12月31日(午後5時から午前0時まで)