アートをテーマに、細部まで美しくデザインされた宿「リバーリトリート雅樂倶」

2016.06.09

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デザイナー・芸術家が参画した希少な宿

富山県・神通川のほとりにある「リバーリトリート雅樂倶」(以下、「雅樂倶」)は日本でも希少な存在です。まず、建築家・内藤廣氏によって設計された建物であり、そのコンセプトは「数奇屋の繊細さとアジアの土臭さ」。「単なるホテルではなく『リトリート』であること」にこだわっています。

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本来「リトリート(retreat)」とは、「退却」「静養先」「黙想」といった意味ですが、転じて「日常生活から離れて自分を取り戻す場所」といった意味で使われます。その意味を現実のものとすべく、雅樂倶ではPCコンクリートを校倉に組んだ壁を巡らせるなど、斬新な設計・工法が凝らされており、開放感ある空間が演出されています。

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また、雅樂倶の中には、現代美術において注目を浴びるアーティストがデザインした「スイートルームの中庭」「ライブリー」や「茶室」という空間、雅樂倶のために制作された作品が配されています。雅樂倶を訪れる人は館内でその美を体感できるでしょう。

雅樂倶は、いわばアートミュージアムでありながら、それ自体が細部まで美しくデザインされたアート作品といってもよいほど完成度の高い宿なのです。恐らく世界中を探しても類例は見つからないのではないでしょうか。

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