旅行

夷毘沙門(えびすびしゃもん)が迎える、能舞台を擁する宿「石苔亭いしだ」

2016.06.28

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豪壮にして華麗な造り 素晴らしい空間デザイン

信州、長野県には多くの温泉がありますが、その中の一つ伊那谷の昼神温泉は、天竜川に合流する阿知川沿いにこんこんと湧く名湯。「石苔亭(せきたいてい)いしだ」(以下、石苔亭)は昼神温泉を代表する宿です。

石苔亭の特徴は豪壮にして華麗な造りであること。まず訪問者を迎える夷毘沙門の堂々たる造りに驚かされます。

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明かりがともる夕刻には幽玄さを感じさせるほどで、門をくぐり玄関までのアプローチは堂々たる石畳。打ち水がされた石畳は黒々と光り、左右の庭の緑と見事な対比を見せてくれます。宿の入り口をくぐると一気に天井が高くなり、建物の内部にいながらにして開放感を感じさせるのです。心地よい緩急のつけ方で空間演出が行き届いていることの証左といえるでしょう。

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