タイ人観光客が前年比337% 実は凄い、佐賀の絶景

2016.08.23

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いま、佐賀県がじわじわときている。かつては「一生行くことのない都道府県ランキング」で1位を獲得したこともあったり、地味なイメージもある佐賀県だけれど、実はSNSでたくさん拡散されそうな絶景の宝庫だ。

そのことに近年目をつけているのが意外やタイ人。2014年公開のタイ映画『タイムライン』のロケ地が佐賀だったこともあり、それ以降タイからの観光客が急増。映画の大ヒットにあやかり、2015年にはタイ人旅行者が前年比337%の5190人となった。映画で見た神秘的な風景に憧れて、はるばる海を渡る旅行者が絶えない。

そこで、まだまだ知らない人も多い佐賀の絶景を、フォトグラファーの水田秀樹さんの写真とともにご紹介。水田さんは2014年から1年4カ月、34カ国を旅して各国の風景を撮影。ナショナル・ジオグラフィック国際フォトコンテストでも奨励賞を受賞し、いまは地元の佐賀をベースに地域活性のため撮影を続けている。

世界の絶景を知る水田さんだけれど、佐賀の風景もそれに劣らず胸を打つものと話す。シャッターを切らずにはいられない10のシーンは以下のとおり。

 

①月に一度チャンスがくる、有明海の海上鳥居(太良町)

rd850_2有明海の浅瀬に並ぶ3つの鳥居は、潮の満ち干きによってまるで違った表情をもつ。干満の差が激しい海で、一番美しく撮影できる満潮と日の出が重なる日は月に1〜2度しかない。ページトップの写真は朝陽の出た日、この写真は曇天の日に撮影したもの。

「朝陽を狙いにいったんですがあいにくの天候でした。でも霧が出てきて思いがけず神秘的に撮れました。ちょうどサギが鳥居にとまったのもよかったですね」(水田さん:以下同)

 

②カメラマン人気絶大!浜野浦の棚田(玄海町)

rd850_3斜面に大小283もの田んぼが幾重にも連なる棚田は、水のはっている4月下旬の撮影が狙い目。特に水平線に沈む夕陽が棚田の水面を染める瞬間は、息をのむ美しさ!

「この棚田を見るための展望台もあって、最近は恋人の聖地にもなっているんですよ。ハート型のオブジェまで設置されています(笑)」

 

③向かい側の山から見る、祐徳稲荷神社(鹿島市)

rd850_4rd850_5森の中に佇む祐徳稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつ。前述のタイの映画で特にとりあげられたため、タイ人の間で憧れのスポットに。

「神社全景の写真は反対側の山に登って撮りました。“奥の院”は本当に山の奥にあって、上からの景色も美しいですし、そこまで続く鳥居もフォトジェニック。頑張って登る価値はありますよ」

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