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2016年の盆踊り総括。今宵は、個人的本年度ベスト10:「今宵も盆悩まみれ」 vol.32 佐藤智彦

2016.11.04

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記憶を頼りに思い出す、今年最も堪能した盆踊り10選

昨今何をもって盆踊りはじめとし、踊り納めとするかは悩ましいところである。ボクとしては5月29日土曜に行われた、横浜・戸塚の明治学院大学横浜キャンパス【戸塚まつり】での郡上おどりと、近隣の善了寺での【郡上おどりin善了寺】を踊りはじめ(個人的なカウント:bondance2016#001a-001b)とし、10月22日土曜の【徳川園郡上おどり(bondance2016#110)】を踊り納めとすると、踊り総数は110となった。例年煩悩の数と等しい「108」という数を一つの目安としているのだが、どの場所での踊りも思い出深く、今では少し懐かしく想う。

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梅雨の時節柄、雨の最中踊ることも恒例の【郡上おどりin青山】

踊りの終わったこの時期だからこそ、今月は今年の記憶を手繰り寄せ、総括してみる。今週は今年の「個人的本年度ベスト10」を選んでみたい。

およそ半年の盆踊りから10箇所選ぶのは正直厳しいところであるし、甲乙などつけがたい。そこで10の思い出深い踊り場を開催日順にあげてみる。

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「じゃこっぺ踊り」のハイライト。道中踊りに続き、そのままステージで踊る【伊勢えび祭】

*伊勢えび祭(三重県志摩市)6月4日(土)
http://www.premium-j.jp/travel/28743/

【伊勢えび祭り】は盆踊りではないのだが、今年最も思い出深い踊り記憶だ。「じゃこっぺ踊り」の楽しさに目覚めてしまった身体としては、何としてでも参加したいと思い続けること3年目。郡上おどりの友人たちが作る連に参加させていただき、今年初参戦した。最初あれほど激しい踊りで1kmもの道程を踊り続ける「道中踊り」に体力がついて行けるか心配だったが、いざ踊りがはじまると景気のよいお囃子もあって、とにかく楽しい!踊りの時間はあっという間と思えるほどで、祭りの終わる「名残囃子」では感涙状態だった。

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都内の踊りはじめでもある、赤坂山王日枝神社での【納涼大会 山王音頭】

*納涼大会 山王音頭(東京都港区・赤坂山王日枝神社)6月13日(月)-15日(水)
http://www.premium-j.jp/travel/29431/

東京でのオフィシャルな踊りはじめ会場として名高い、赤坂山王日枝神社での【納涼大会 山王音頭】。都内の盆オドラーがこぞって参加する踊り場であり、前年の秋以降この場所で久々の再会を楽しむ面々も多い。《山王音頭》《千代田踊り》《東京踊り》など、山王さんらしい曲目や、ビクター新曲の《音頭 にっぽんめでた》《お座敷小唄》などを堪能した。おなじみ《東京音頭》もこの場所で、しかも1曲目に踊れる経験は秀逸だった。

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郡上八幡での開催に先駆け、ひと足先に本場の熱気を堪能できる【郡上おどりin青山】

*郡上おどりin青山(東京都港区)6月24日(金)-25日(土)
http://www.premium-j.jp/travel/30807/

「一番好きな踊りは?」と尋ねられたら間髪おかずに「郡上おどり」と答えるボクにとって、都内で本場さながらの熱気を体感できる【郡上おどりin青山】は格別な経験だ。郡上八幡から会場入りする生のお囃子、そして全国の踊り助平たちと一緒に踊る経験は、いつも思い出しても目頭が熱くなる。今年は舞い上がり過ぎて、仲間たちと酒を嗜む時間も多く、休憩所はバー状態、そしてボクはママ化していたとの話も…。来るべき郡上おどりシーズンに向けて、みなで士気を高めつつ、一足先に季節を先取りした二日間だった。

 

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