山形の魅力を五感で味わう温泉旅館。リニューアルした山形座 瀧波へ《後編》

2017.11.12

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今年10月にリニューアルオープンした、いま話題の温泉旅館「山形座 瀧波」。前編では宿自体の魅力をお伝えしましたが、今回は“わざわざ山形まで出かける価値のある”源泉掛け流し温泉と、旬の食材を主役にした独自のスタイルの料理についてお届けします。

100年を超える長い歴史を持つこの宿、リニューアル後は客層にも変化が表れているといいます。その理由のひとつが、新潟県南魚沼市で人気の温泉宿「里山十帖」を運営するライフスタイル誌出版会社「自遊人」がプロデュースを手掛けたこと。普通の温泉宿では飽き足りない、“上級者”たちから支持を受ける「里山十帖」の全面サポートを受けて誕生しただけあって、高い関心を集めています。

また露天風呂のある大浴場に加え、新たに全室に引かれた源泉掛け流しの温泉がリニューアルの目玉に。部屋のタイプによって岩風呂(蔵王石をくり抜いたもの)と総檜風呂の2種類が用意された専用の露天風呂は、肌をすべすべにさせる「生まれたままの源泉」に加えて、湯船自体が無垢の天然素材を用いた贅沢なもの。逗留中、何度でも入り直したくなる、あるいはずっと入っていたくなる、素晴らしい魅力を備えています。

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普段の疲れをすっかりほぐし、汗もさっぱりと流した後は、いよいよこの宿のもうひとつの看板となっている食事の始まりです。オープンキッチンスタイルは、和食の分野でもしばしば見受けられるようになってきていますが、山形座 瀧波の新しいダイニングの空間は、まるで劇場のよう! 料理の仕上げや盛り付けを行うだけでなく、面白おかしいトークでも盛り上げてくれる調理場を、宿泊客はコの字型に囲み、同じ食事という幸せな至福のひと時を分かち合います。

図1

ダイニングの名は「1/365」。一期一会ではありませんが、日々刻々と変わる旬の食材を主役に楽しむための場所という想いが込められています。団体客やプライバシーを重んじる客には個室も用意されていますが、調理場を中心に、いつの間にか宿泊客同士が声を掛け合い、笑みを交わすようなシーンも。日本海庄内浜から仕入れる新鮮な魚介類や、置賜盆地のオーガニックの伝承野菜、健康的に育てられた牛、豚、平飼いの鶏などを、こだわりの料理として味わう喜び。米どころなだけあって、御釜で炊かれるご飯と、日本酒の美味しさも特筆もの。山の草花を使った野趣あふれる飾り付けもあって、きっと食事を超えた特別な「体験」として、思い出に刻まれるはずです。

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泊まってよし、温泉に入ってよし、食べてよし。さらに宿から足を伸ばせば、雲海見学ツアーなど山形ならではの山の自然と触れ合えるアクティビティも楽しめる山形座 瀧波は、冬にもお楽しみがいっぱい。新幹線に乗れば東京から2時間半足らずのリトリートを、ぜひ体験してみては。

 

山形座 瀧波

山形県南陽市赤湯3005

tel. 0238-43-6111

http://takinami.co.jp