歴史人たちが訪れた迎賓館でオーべルジュ滞在をーー京都「長楽館」

2015.12.08

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多くの賓客を迎えてきた迎賓館をホテルに

京都市街地の名所、円山公園の中に、100年の歴史を持つ洋館がひっそりとあります。明治時代、“煙草王”と呼ばれた富豪、村井吉兵衛が国内外からの賓客を迎えるための迎賓館として1909年に建てた建築物です。これまでに、伊藤博文や大隈重信、山縣有朋、皇族や外賓など多くの賓客が訪れ、昭和61年には京都市有形文化財にも指定されました。

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郊外のオーベルジュに来た感覚を味わえる

1965年には、この歴史ある迎賓館の隣接地に約20室のホテル棟が誕生。2008年には耐震構造などの大改修が行われ、現在の贅沢な6室でのおもてなしがスタートしました。同時にフレンチレストランとイタリアンレストランもオープンし、お食事をメインに楽しむ一泊二食付き、オーベルジュタイプのホテルとなったのです。

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すべてのお部屋には暖炉が設けられ、京都市の好立地にありながら豊かな自然に囲まれていたりと、まるで郊外のオーベルジュを訪れたかと思うような気分に。北側のお部屋からは京都の市街地を一望することができ、五山の送り火を鑑賞することもできるほど素晴らしい眺望を楽しむことができます。

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時代を超えた美しい調度品の数々に酔いしれる

イギリスのネオクラシック様式を用いてつくられた旧食堂の間は、フレンチレストラン「ルシェーヌ」として使用されています。このお部屋の贅を尽くした調度品や内装に囲まれて味わうフレンチの味は格別です。また、ホテル棟にあるイタリアンレストラン「コーラル」では、本格的なリストランテの食事を楽しむこともできます。

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このほか、本館1階にあるフランス・ロココ様式のお部屋をはじめ、様式の異なる8部屋のいずれかでアフタヌーンティーやカフェを楽しむことができます。長楽館には数人のパティシエが常駐しており、泊まらずともこだわりのスイーツを美しいお部屋で楽しむことも。今年の9月にはスイーツや長楽館こだわりの土産物を購入することができるブティックもオープンしました。

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宿泊客の多くは、観光はほとんどせず、ホテルでゆっくりと寛いだ時間を堪能したいという大人の層が多いのだとか。観光地京都の喧騒を目と鼻の先に、なんとも贅沢なオーベルジュ滞在を満喫してみては。

 

■お問合せ
長楽館
住所:〒605-0071 京都市東山区八坂鳥居前東入る円山町604
電話:075-561-0001
http://www.chourakukan.co.jp

 

取材・文/Makiko Inoue

 

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