東海地方のおすすめ宿坊・その2「豊川稲荷」

2015.12.16

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豊川稲荷とは

東海地方でおすすめの上質な宿坊の2つめは豊川稲荷です。正式名称を「宗教法人 豊川閣妙嚴寺(とよかわかくみょうごんじ)」といい、曹洞宗のお寺です。本尊は十一面観音菩薩です。稲荷というと神社を想像しますが、境内に祀られる守護神である仏教の神の一人でヒンドゥー教のヤクシニー(半女神)に由来する「荼枳尼天(だきにてん)」が白い狐にまたがっているところから、豊川稲荷として広まりました。

妙嚴寺は1441年、第84代順徳天皇の第三王子寒巖禅師の弟子「東海義易禅師」が豊川の地に創建したのが始まりとされています。曹洞宗の教義と豊川稲荷の信仰を中心とする布教活動により、現在、全国に5ヶ所の「豊川稲荷別院」があります。

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参籠祈祷

宿坊とは、本来僧侶のみの宿泊施設として仏教寺院に作られた施設でした。平安時代になって寺社参拝の普及から、一般の参詣者も宿泊出来るようになり、江戸時代のお伊勢参りや善光寺詣が大衆化したことで、宿坊が整備されてきました。現在は、地域と結びついた観光事業として高級な宿坊も出てきています。お寺に宿泊してお祈りをすることを「参籠」と呼びます。参籠祈祷は宿泊の翌早朝に祈祷を行います。豊川稲荷では、この参籠祈祷に限り宿坊へ宿泊することができます。予約の必要はなく、午後3時から同5時までに受付をすることで参籠ができます。宿泊施設は空調も完備され、僧侶やスタッフの対応も良いと評判です。

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おすすめポイント

①精進料理:祈祷を受けた際の接待として精進料理を味わうことができます。参籠の際には夕食としていただくことができますが、精進料理だけをいただくことはできず、あくまで祈祷を受けることが条件になります。

②安心の宿泊設備:大浴場もあり、普通の旅館さながらの宿泊が可能です。朝はスタッフが起床を知らせてくれますし、祈祷の際には僧侶が案内に来てくれます。祈祷が終わると朝食(粥座)となります。

③夏季仏教講座:昭和3年の豊川閣教化団設立以来、毎年夏季仏教講座が開設されています。講演には大学教授や曹洞宗の僧などが行い、仏教の普及と精神文化高揚に寄与しています。参加費は無料です。

■お問い合わせ
名称:豊川稲荷(豊川閣妙嚴寺)
価格:一泊一名二食付き8000円~
電話:0533-85-2030

http://toyokawainari.jp/

画像クレジット:
©豊川稲荷
©wakyakyamn
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