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4月1日(日)に再オープンする、江戸東京博物館。記念イベント「EDO→TOKYO VISION」を開催。

2018.03.24

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(左)初公開「市川鰕蔵の竹村定之進」東洲斎写楽/画 蔦屋重三郎/版 1794年(寛政6)
堂々とした貫禄と風格を備えた鰕蔵の特徴を描き出し、写楽の作品の中でも最高傑作の一つ。
(中央)初公開「歌撰恋之部 物思恋」喜多川歌麿/画 蔦屋重三郎/版 1793年(寛政5)頃
恋する女たちの表情の奥にある心の動きを描写した5つの主題による連作のうちの一作品。歌麿絶頂期の美人大首絵として名高い。

1993年の開館以来、国内の歴史ファンはもとより、多くの外国人観光客からも人気の高い、東京都江戸東京博物館。施設改修工事のため昨年10月より全館休館に入っていたこちらが、この4月1日(日)に再オープンします。

常設展示では再オープンを記念し、東洲斎写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」、喜多川歌麿の「歌撰恋之部 物思恋」を初公開。一方設備面では、ミュージアム・ショップやレストランが新規オープンするほか、エレベーターやトイレなどの館内施設も刷新され、より快適に過ごすことが可能になりました。また同館では再オープンを記念して、「EDO→TOKYO VISION 江戸東京の歴史・文化とつながる一週間」と題したイベントを、4月1日(日)から7日(土)まで開催。江戸時代から現代の東京に受け継がれてきたものたちを、「美意識」と「サステナブル」をキーワードに、異分野で活躍する専門家などのクロストークやライブパフォーマンスを通じて考えようという趣向です。

4月1日(日)は、「受け継ぐ美意識」をテーマに、漫画家・しりあがり寿さんや女流義太夫三味線の鶴澤寛也さん、現代美術家・天明屋尚さんなどによるトークセッションを開催。また、しりあがり寿さんと鶴澤寛也さんによるライブパフォーマンスも予定されています。4月7日(土)は、「サステナブルな暮らし」をテーマに、文化人類学者・辻信一さん、デザイナーで作家のアズビー・ブラウンさん、東京都江戸東京博物館館長・藤森照信さんらによるトークセッションが開催され、落語家・古今亭菊千代さんによる一席も。また同日は、日本史に造詣が深く、歴史への深い愛情を込めた歌詞をファンキーなサウンドに乗せて歌う「レキシ」が、スペシャルアコースティックライブを開催。新しい江戸東京博物館の幕開けを飾ります。

4月1日(日)〜5月13日(日)までは、江戸繁栄の歴史をなぞる、NHKスペシャル関連企画「大江戸」展も開催。小さな城下町だった江戸が政治・経済・文化の中心へと発展していく様子を知ることができます。

展示作品

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東都名所 日本橋真景并ニ魚市全図 1830-43年(天保中頃) 
歌川広重/画 館蔵
展示期間:4月1日(日)~4月22日(日)
多くの人で賑わう日本橋を中央に、魚河岸、富士山、江戸城など江戸の名所の定番の全てが描かれています。題名にもある魚市は、画面下方で、魚を運び出す軽子や仲買が販売している様子が見えます。日本橋川を往来する舟は、魚だけではなく酒や米俵も積み上げたりと、江戸経済の盛隆を知る情報豊かな作品です。日本橋川の藍のグラデーションや、やすり雲も丁寧に美しく描かれています。

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江戸始図 松江歴史館蔵 
展示期間:4月24日(火)~5月13日(日)

昨年に発見され、話題を呼んだ、江戸時代初め頃の江戸城が描かれた絵図。始図という表題にあるように成立した17世紀後半頃に、考証して制作されたと考えられます。現在見ることができるような江戸城が完成しつつあり、本丸・二の丸に高石垣が普請され、正式な登城路が確定した様子が確認できます。

よりパワーアップした歴史と文化のスポットへ、春の散歩がてら、足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

東京都江戸東京博物館
再オープン日:2018年4月1日(日)
住所:東京都墨田区横綱1-4-1
開館時間:平日9:00〜17:30(土曜9:30〜19:30)
月曜休館(祝日・または振替休日の場合はその翌日)、年末年始休館
常設展観覧料(企画展観覧料を含む):一般 600円
※4月1日(日)のみ、入館無料。

※「レキシ」スペシャルライブの一般観覧について
・事前抽選で当選された方に、整理券を配布。当日は整理券をお持ちの方のみが観覧可。
・事前抽選および整理券配布に関する詳細は、3月26日(月)に江戸東京博物館のホームページにて告知。
・博物館で行うライブのため、客席には限りがあります。博物館の展示を観覧することが主目的のお客さまの妨げにならないよう、ライブ観覧目的だけのご来館はお控え下さい。

詳しくは公式WEBサイトよりご確認ください。
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/