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世界を駆けた破天荒な禅僧の足跡を知る。慶應義塾大学三田キャンパスで「釈宗演と近代日本」展

2018.06.14

th_慶應展ポスター(提供画像)

近代化が進みつつあった明治時代に生まれ、慶應義塾で英語を学んで世界へ飛び出した禅僧・釈宗演をご存知でしょうか。26歳の若さで臨済宗の僧としての修業を終えた釈宗演は、慶應義塾で英学を学びセイロンへ留学。福沢諭吉の援助を得て、1893年にシカゴで開催された第1回万国宗教会議に出席し、初めて世界へ向けて「ZEN」を紹介した人物です。

そんな、国際人として活躍した禅僧の足跡をたどる展覧会が、彼の学び舎でもある慶應義塾大学三田キャンパスで開催されています。

2018年6月4日(月)〜8月6日(月)まで、釈宗演の100回忌を記念して開かれている「釈宗演と近代日本―若き禅僧、世界を駆ける」展は、初公開の資料を含む約100点を第1会場、第2会場で展示。洋装の写真や墨蹟などを1期と2期に分けて公開し、若き日の宗演の実像に迫る展覧会となっています。会場では、座禅のワークショップやミニレクチャー、ギャラリートークも開催されるそう。また、第2会場では公式図録を購入でき、その場で彼が管長を務めた円覚寺の御朱印を墨書してもらえます。

対談のコピー
6月11日(月)に行われた、円覚寺横田横田南嶺管長と、東大東洋文化研究所・馬場准教授による特別対談「釈宗演とグローバリゼーション」には、多くの聴衆が集まった

坐禅ワークショップ
期間中、旧ノグチ・ルームにて5日間(計10回)の座禅ワークショップを開催。開催日時は公式Facebookに掲載

釈宗演は、若くしてアジアや世界の実情を目にし、世界の宗教勢力図における日本仏教の位置を客観的に眺めることができた稀有な存在。日本の近代化に宗教の側面から貢献した人物と言えます。禅の世界に興味のある方もない方も、本展覧会で型破りな禅僧の歩みを知れば、人生のヒントを得る契機となるかもしれません。

 

 

◆釈宗演遠諱100年記念特別展「釈宗演と近代日本―若き禅僧、世界を駆ける」
会期:第1期・2018年6月4日(月)〜7月4日(水)
   第2期・2018年7月5日(木)〜8月6日(月)
    ※会期中に展示替えあり。
場所:【第一会場】慶應義塾図書館展示室(三田)
          東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学キャンパス内
   【第二会場】慶應義塾大学アート・スペース
          東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学南別館1階
入場料:無料
お問い合わせ:慶應義塾大学アート・センター(03-5427-1621)
https://www.facebook.com/shaku2018/
※座禅ワークショップなど関連イベントの日程は、上記facebookページでご確認ください。